・ActiveRecordとはRuby on Railsフレームワークに組み込まれているオブジェクトリレーショナルマッピング(ORM)ライブラリです。ActiveRecordは、データベースとのやり取りを簡単にするための機能を提供します。
またActiveRecordはRuby on Railsの中核となる機能であり、開発者がデータベースを効果的に操作するための強力なツールです。データベースアクセスの抽象化や便利な機能の提供により、効率的な開発とメンテナンスが可能になります。
・ActiveRecordは、データベーステーブルと対応するモデルクラスを定義することでデータの永続化を行います。モデルクラスは、データベーステーブルのレコードをオブジェクトとして扱い、データの操作やビジネスロジックを表現するために使用されます。
・ActiveRecordでは、データベーステーブルとの関連付けやデータのクエリ、データの作成・更新・削除などの一般的なデータベース操作を簡単に行うことができます。また、ActiveRecordはテーブルのカラムとモデルの属性(アトリビュート)の対応付けを自動的に行うため、データベーススキーマの変更に柔軟に対応することができます。
・ActiveRecordはまた、アソシエーション(関連付け)やバリデーション(入力値の検証)、コールバック(イベントハンドリング)などの高度な機能も提供します。これにより、データベースとのやり取りにおいて一貫性のあるコードを記述することができます。
・例えば以下のコードは両方とも指定したテーブルに新しい行が追加されます。
SQL:INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2, ...) VALUES (値1, 値2, ...)
例文:INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', 'john@example.com')
ActiveRecord:レコード変数 = テーブル名.new(カラム1: 値1, カラム2: 値2)
例文:user = User.new(name: 'John Doe', email: 'john@example.com')
user.save