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aws_whats_new_2025-08-26

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はじめに

AWSの基礎力をつけるためにAWS What's Newを毎日目を通す事を始めました。
最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。

本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。
個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。


Amazon EC2 G6インスタンスが中東(UAE)リージョンで利用可能に

投稿日: 2025年08月25日

何ができるようになったのか

NVIDIA L4 GPUを搭載したAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) G6インスタンスが、中東(UAE)リージョンで利用できるようになりました。

何が嬉しいのか

グラフィックスを多用するワークロードや、自然言語処理、ビデオ・画像分析などの機械学習(ML)モデルのデプロイといった、高いパフォーマンスが求められるタスクを中東リージョンで実行できるようになります。これにより、レイテンシーの削減やデータ所在地の要件を満たしやすくなります。

これまでとどう変わるのか

  • これまで
    • EC2 G6インスタンスは中東(UAE)リージョンでは提供されておらず、このインスタンスタイプを利用したい場合は他のリージョンを選択する必要がありました。
  • これから
    • 中東(UAE)リージョンでもEC2 G6インスタンスが利用可能になり、この地域でグラフィックス集約型および機械学習のワークロードを実行できるようになります。

具体的なユースケース

  • 機械学習モデルのデプロイ(自然言語処理、言語翻訳、ビデオ・画像分析、音声認識、パーソナライゼーション)
  • リアルタイムでの映画品質のグラフィックス作成およびレンダリング
  • ゲームストリーミング

Amazon Bedrock Data Automationがドキュメントワークフローでさらに5つの言語をサポート

投稿日: 2025年08月25日

何ができるようになったのか

Amazon Bedrock Data Automation (BDA)が、これまでの英語に加えて、ポルトガル語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語の5つの言語をドキュメントワークロードでサポートするようになりました。これにより、これらの新しい言語でドキュメントを処理したり、BDAカスタム出力を使用する際にこれらの言語でブループリントのプロンプトや指示を作成したりできます。

何が嬉しいのか

  • 英語以外の多言語ドキュメント(契約書、レポート、請求書など)を扱うインテリジェントなドキュメント処理アプリケーションの構築が容易になります。
  • 開発者は、ドキュメント、画像、ビデオ、音声などの非構造化マルチモーダルコンテンツから洞察を生成するプロセスを、より多くの言語で自動化でき、開発時間と労力を削減できます。
  • BDA標準出力を使用する場合、ドキュメントの要約や図のキャプションが、ドキュメントで検出された言語で提供されるため、グローバルなユーザーにとって利便性が向上します。

これまでとどう変わるのか

  • これまで
    • ドキュメントワークロードに関して、BDAは英語のみをサポートしていました。
    • ドキュメントの処理やプロンプトの作成は英語で行う必要がありました。
  • これから
    • 英語に加えて、ポルトガル語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語でのドキュメント処理が可能になります。
    • これらの言語でプロンプトや指示を作成できるようになります。
    • ドキュメントの要約と図のキャプションは、検出されたドキュメントの言語で生成されます。

具体的なユースケース

  • グローバル企業が、各国の言語(フランス語、ドイツ語など)で書かれた契約書や技術文書を自動的に処理し、内容を要約・分析する。
  • 多言語のニュース記事やレポートを分析し、各言語でインサイトを抽出するメディア分析ソリューションを構築する。
  • Amazon Knowledge BasesのRAGワークフローで、英語以外のドキュメントを解析するパーサーとしてBDAを利用し、多言語対応のQ&Aチャットボットを構築する。

AWS B2Bデータ交換がカスタム検証ルールを導入

投稿日: 2025年08月25日

何ができるようになったのか

AWS B2B Data Interchangeで、X12 EDIドキュメントに対するカスタム検証ルールがサポートされるようになりました。これにより、取引パートナーとの独自の取り決めに合わせて、X12 ANSI標準の検証ロジックを拡張・変更することが可能になります。

何が嬉しいのか

この機能により、検証の修復ワークフローが合理化され、X12ドキュメントの処理にかかる時間とコストを削減できます。検証に失敗した際には、人間が読んで理解できる平易な言葉でのエラー説明が生成されるため、問題の特定と修正が容易になります。また、検証ステータスはEventBridgeイベントや機能確認ドキュメント(997/999)を通じて通知されるため、後続の処理を自動化しやすくなります。

これまでとどう変わるのか

  • これまで
    • 検証は主にX12 ANSI標準に基づいていました。取引パートナーとの間で特定の要素の必須化や値の制限といった独自のルールを適用するには、別途カスタムロジックを実装する必要がありました。
  • これから
    • B2B Data Interchangeサービス内で直接カスタム検証ルール(特定の要素の有無、長さ、許容値など)を定義できます。サービスは、X12標準とカスタムルールの両方に基づいてドキュメントを自動的に検証します。

具体的なユースケース

  • 標準のX12フォーマットにはない独自のデータフィールドを必須項目として要求する取引パートナーや、特定の注文番号の形式を強制するなど、標準外のEDI要件を持つパートナーと取引する際に、それらのカスタムルールをAWS上で自動的に検証・適用するケース。

Amazon Bedrock Data AutomationがAWS GovCloud (US-West)リージョンで利用可能に

投稿日: 2025年08月22日

何ができるようになったのか

Amazon Bedrock Data Automation (BDA) が AWS GovCloud (US-West) リージョンで一般利用可能になりました。BDAは、開発者がドキュメント、画像、ビデオ、オーディオなどの非構造化マルチモーダルコンテンツから価値ある洞察の生成を自動化し、生成AIベースのアプリケーションを構築できるようにするAmazon Bedrockの機能です。

何が嬉しいのか

BDAを活用することで、開発者は開発時間と労力を削減でき、インテリジェントなドキュメント処理、メディア分析、その他のマルチモーダルデータ中心の自動化ソリューションの構築が容易になります。

これまでとどう変わるのか

  • これまで
    • Amazon Bedrock Data Automationは、AWS GovCloud (US-West) リージョンでは利用できませんでした。
  • これから
    • AWS GovCloud (US-West) リージョンでも利用可能になり、ヨーロッパ(フランクフルト、ロンドン、アイルランド)、アジアパシフィック(ムンバイ、シドニー)、米国西部(オレゴン)、米国東部(バージニア北部)を含む合計8つのAWSリージョンで利用できるようになります。

具体的なユースケース

  • BDAはスタンドアロン機能として、またはAmazon Knowledge BasesのRAGワークフローにおけるパーサーとして使用できます。
  • インテリジェントなドキュメント処理
  • メディア分析ソリューションの構築

Amazon NeptuneがオープンソースのGraphRAGツールキットでBYOKG - RAG (GA)をサポート

投稿日: 2025年08月25日

何ができるようになったのか

既存のナレッジグラフ(Bring Your Own Knowledge Graph - BYOKG)を大規模言語モデル(LLM)に接続し、検索拡張生成(RAG)に利用できるようになりました。これにより、信頼性の高い構造化データに基づいた、より正確で文脈が豊富で、説明可能な応答を提供する生成AIアプリケーションを構築できます。

何が嬉しいのか

オープンソースのGraphRAGツールキットを通じて、Amazon Neptune DatabaseやNeptune Analyticsなどに保存されているドメイン固有のグラフを直接活用できます。これにより、LLMのハルシネーション(もっともらしい嘘をつくこと)を削減し、複数の関連性(マルチホップ)や時系列の関係性に対する推論能力を向上させることができます。

これまでとどう変わるのか

  • これまで
    • RAGに独自のナレッジグラフを利用したい場合、グラフクエリを生成AIのワークフローに統合するためのカスタムパイプラインと検索ロジックを自前で構築する必要がありました。
  • これから
    • GraphRAGツールキットに既存のグラフデータソースを設定するだけで、グラフクエリとベクトル検索を組み合わせた検索戦略が自動的に調整され、生成AIの出力品質を向上させることができます。

具体的なユースケース

  • 不正調査アシスタント: 金融サービス企業のナレッジグラフを照会し、疑わしい取引パターンを特定して、アナリストに状況に応じた説明を提供します。
  • 通信運用チャットボット: 連続して障害が発生している携帯電話基地局を検出し、影響を受けているネットワークスイッチへの依存関係を追跡し、標準作業手順書(SOP)に基づいて技術者に問題解決方法を案内します。
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