はじめに
AWSの基礎力をつけるためにAWS What's Newを毎日目を通す事を始めました。
最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。
本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。
個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。
Amazon Connectが複数ユーザーでの通話をサポート開始
投稿日: 2025年08月19日
何ができるようになったのか
Amazon Connectで、エージェントとの単一のセッションに、ウェブブラウザやモバイルアプリ経由で複数のユーザーが参加できるようになりました。参加者は音声、ビデオ、画面共有を利用したコラボレーションが可能です。
何が嬉しいのか
これまで個別に行う必要があった複数の関係者が関わるコミュニケーションを、一つのセッションに集約できます。これにより、家族会議、専門家への相談、通訳を介した会話などが効率化され、顧客体験が向上します。
これまでとどう変わるのか
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これまで
- 基本的にエージェントと顧客の1対1の対話に限られていました。複数の関係者が参加する場合、別途電話会議を設定するなどの手間が必要でした。
 
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これから
- エージェント、顧客、およびその他の関係者(家族、翻訳者、弁護士など)が、単一のAmazon Connectセッション内でシームレスに音声、ビデオ、画面共有を通じて対話できます。
 
具体的なユースケース
- 金融機関における、夫婦共同での住宅ローン相談
- 医療機関における、患者、家族、専門医が参加する遠隔医療コンサルテーション
- 法務相談における、クライアント、弁護士、通訳者間での三者間通話
メモリ最適化Amazon EC2インスタンス「R8i」および「R8i-flex」の一般提供開始
投稿日: 2025年08月19日
何ができるようになったのか
AWS専用にカスタムされたIntel Xeon 6プロセッサを搭載した、新しいメモリ最適化Amazon EC2インスタンス「R8i」および「R8i-flex」の一般提供が開始されました。
何が嬉しいのか
- 従来のIntelベースのインスタンスと比較して、最大15%優れた価格性能と2.5倍のメモリ帯域幅を実現します。
- R7iインスタンスより20%高いパフォーマンスを発揮します。
- R8i-flex: コンピューティングリソースを完全には使い切らないメモリ集約型ワークロードに最適です。
- R8i: 最大のインスタンスサイズや継続的な高いCPU使用率を必要とするワークロードに適しており、SAP認定も取得しています。
これまでとどう変わるのか
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これまで
- R7iなどの旧世代のインスタンスが利用されていました。
 
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これから
- より高いパフォーマンスと価格性能を誇る新しいR8iおよびR8i-flexインスタンスが利用可能になりました。
 
具体的なユースケース
- R8i-flex: すべてのコンピュートリソースを必要としない、メモリを大量に消費するアプリケーション(例: 大規模な開発・テスト環境)。
- R8i: SAP HANAのような大規模データベース、リアルタイムデータ処理、AI/MLのディープラーニング推論モデルなど。
Amazon RDS for SQL ServerがセルフマネージドActive DirectoryでのKerberos認証をサポート
投稿日: 2025年08月19日
何ができるようになったのか
Amazon RDS for SQL Serverが、セルフマネージドのMicrosoft Active Directory(AD)を使用したKerberos認証をサポートするようになりました。
何が嬉しいのか
オンプレミスで利用している既存のセルフマネージドADをそのまま利用してKerberos認証を行えるため、オンプレミスのSQL ServerデータベースからAmazon RDSへの移行が簡素化されます。
これまでとどう変わるのか
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これまで
- Kerberos認証を利用するには、AWS Managed Microsoft ADを使用する必要がありました。
 
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これから
- 既存のオンプレミスやセルフマネージドのActive Directoryを使って、RDS for SQL ServerのKerberos認証を設定できるようになりました。
 
具体的なユースケース
- オンプレミス環境でセルフマネージドADによるKerberos認証を利用しているSQL Serverデータベースを、Amazon RDSに移行するケース。