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Objective-Cの基本

Last updated at Posted at 2013-10-22

##用語整理

  • ビルド
    コンパイルとリンクを経て実行可能ファイルを生成。

  • コンパイル
    ソースコードを中間オブジェクトに変換。

  • リンク
    諸々のライブラリやファイルを結合させて一つにまとめる。

  • コンパイラディレクティブ
    Objective-Cにおいて、@で始まるものはプログラムでは無くコンパイラへの指示。
    これをコンパイラディレクティブと言う。

##変数の利用

  • 変数を利用するには
    最初に宣言文を記述しておく必要がある。
int a;
  • 型における演算子の注意点
int a = 3;
int b = 2;
float c = a / b;

この際、float c は1.5でなく1となる(int同士のa/bが先に計算されるため)。

int a = 3;
int b = 2;
float c = a / (float)b;

このように、aもしくはbもしくはab双方をfloat型にキャストしておけば、
intよりもfloatが優先され、計算結果もfloatとなり、cに正しい値が入る。

##構造体

複数のメンバを持つデータ

typedef struct Person {
	float height;
	float weight;
	int birthYear;
} Person //struct PersionにPersionというaliasを切る。

Persion a; //変数宣言
a.height = 170.5;

##クラス

クラスの定義sample

ヘッダファイル(Sample.h)

@interface Persion : Mammal

@protected
	//メンバ定義
	int life;
	float height;
	float weight;
}
//アクセサ
@property int life;
@property float height, weight;

@end

実装ファイル(Sample.m)


#import "Sample.h"
@implementation Person

//インスタンスメソッド定義
- (int) getLife
{
	hoge;
	return;
}
-(void) healLife : (int) volume
{
	life += volume
	return;
}

//クラスメソッド定義
+ (int) exterminate
{
	//gameover
	return;
}

@synthesize life, height, weight;

@end

####インスタンスの生成方法

Person *tarou = [[ Persion alloc ] init];
//メンバセット
tarou->life = 10;
//メソッド呼び出し
[tarou getLife]
[tarou healLife :5]
//クラスメソッド呼び出し
[Person exterminate]

##ヘッダファイルと実装ファイル

プログラムを分割して記述するための仕組み

  • ヘッダファイル(.h)はクラスの「目次」
    →このファイルのみでクラスの全体を俯瞰できる。
    @interface@end
     →クラスの目次(宣言)(〜終わり)

  • 実装ファイル(.m)はクラスの「本体」
    @implementation@end
    →クラス実装(〜終わり)

※分割のメリット・・クラスを外部に公開する際、ヘッダファイルだけでもユーザはそのクラスを利用できる。
一方実装の内部は隠蔽することができる。

import文

別ファイルのプログラム、ライブラリを読み込む。
文末にセミコロンが不要。

  • ヘッダファイル(.h)に書く場合

importに続くクラス宣言(@interface)で指定されている親クラスがある場所を示す。

#import <UIKit/UIKit.h>
@interface ViewController : UIViewController

→Apple提供のUIKitフレームワーク内のUIKit.hを読み込む。
 ViewControllerの親クラスであるUIViewControllerはその中に存在する。

  • 実装ファイル(.m)に書く場合

ヘッダファイルの場所を示す

##allocとinitとnew

Person *tarou = [[Persion alloc] init];
  • alloc
    インスタンスの生成に必要なメモリ容量を確保する。

  • init
    メモリ上にロードされたインスタンスに対して実行する。
    →インスタンスがデータを保存出来る状態にする。コンストラクタを呼ぶ。

  • new
    alloc + init

Person *tarou = [Persion new];

##id型
汎用オブジェクト型。
どのような参照型にも変化することが出来る。
最初に型を決めずに変数を用意し、実際に使うタイミングで型を決定する。
→動的な型付け

id オブジェクト型
id obj; //具体的な型は決まっていない。
obj = [[Person alloc] init]; //この時点でPersonクラスになる。

##@property@synthesize

  • @property
    プロパティを宣言すると、同名のインスタンス変数に対するアクセサ(setter/getter)が自動生成される。

  • @synthesize
    @propertyで指定した属性に対してアクセサメソッドを定義する。

##コンストラクタ
init(NSObject)を上書きする。

@implementation Person
-(id) init
{
	if(self = [super init]){
		life = 1;
		height = 1;
		weight = 1;
	}
	return self;
}

##メモリ

使わなくなったインスタンスを解放する。

  • 保持カウンタ
    インスタンス生成時に値1で初期化される。
    NSObjectクラスのretainCountというプロパティが保持している。
    保持カウンタの値が0になった時点で、メモリ上から解放される。

  • retain:保持カウンタの値を1増やす

  • release:保持カウンタの値を1減らす

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とりあえずここまで

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