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IBM Cloud CISの動作確認(1) -初期導入編-

Last updated at Posted at 2020-09-15

目的

IBMCloud InternetServicesを活用して、CISを経由したWebサーバへのロードバランスを試す。
今回は初期導入を実施し、所有しているドメインのNSをCIS経由に変更するまでとする。
最終的には、CIS経由でグローバルロードバランサによる分散構成とする予定。
CISは30日間無料でお試しできるので是非やってみましょう

六部に分けて記載する予定です。

環境

  • ローカル端末:macOS Catalina 10.15.6 1台
  • プラットフォーム:IBMCloud
    • CDNサービス:IBM Cloud Internet Services 1サービス(Freeプラン)
    • 接続先サーバ:CentOS 7.7.1908(Virtual Server for Classic) 1台

概要構成図

kou検証_日々更新-3.png

CIS は Cloudflare の CNAME セットアップをサポートしていません。 
CIS でドメインをアクティブ化するための唯一の方法は、NS レコード管理を CIS に委任する方法です。

通信経路

Client -> CIS Edge -> Orgin(kou-cent01) -> CIS Edge -> Client

1.インターネット端末より「www.m365.work」へアクセスする。 -> https://www.m365.work
2.CIS NSサーバからアクセス先アドレスを取得する。
3.インターネット端末とCIS Edge間でTLS(SSL)接続を確立する。
4.リクエストコンテンツのキャッシュがない場合、CISEdgeとoriginサーバ間でTLS(SSL)接続を確立する。
5.originサーバがコンテンツをCISEdgeに返す。
6.CISEdgeがコンテンツをリクエスト元のインターネット端末に返す。

CISのオーダ

IBM Cloudポータルでの作業

今回は30日間利用できるフリープランで検証しています。
サービスカタログから、ネットワーキングInternet Servicesを選択します。
カタログ_-_IBM_Cloud.png

無料トライアルを選択し、作成を選択します。
Internet_Services_-_IBM_Cloud.png

CIS初期セットアップ

IBM Cloudポータルでの作業
リソースリストから**CIS(Internet Services)**を選択する。
リソース・リスト_-_IBM_Cloud.png

概要から始めるを選択する。
Cloud_Internet_Services_-_IBM_Cloud.png

CIS経由でアクセスさせたいドメイン名を入力する。
今回は、「m365.work」をCIS経由にする。
次へを選択する
Cloud_Internet_Services_-_IBM_Cloud.png

今回はDNSレコードは手動で登録するため、次へ

Cloud_Internet_Services_-_IBM_Cloud.png

移行対象のドメインを管理しているサーバのNSレコードを、新しいNSレコードと記載のある二行に変更する。
現状のDNSサーバに登録されているNSレコード

  • 01.dnsv.jp
  • 02.dnsv.jp
  • 03.dnsv.jp
  • 04.dnsv.jp

現状のDNSサーバのNSレコードを下記に変更する

  • ns109.name.cloud.ibm.com
  • ns198.name.cloud.ibm.com
    Cloud_Internet_Services_-_IBM_Cloud-6.png

以上で初期セットアップは終了です。
次回は、エンドツーエンドで暗号化できるように、証明書のセットアップを実施していく。

NSレコードを変更(サンプル)

お名前.comでの変更

お名前.comサイトでの作業
お名前.comからNSレコードを変更する

ドメインドメイン設定からネームサーバー設定を選択する。
続けて、変更対象のドメインを選択し、その他を選択する。
お名前_com_Navi.png

その他のネームサーバーを使うを選択し、ネームサーバー1とネームサーバー2を記載する。
問題なければこれで終了。

  • ns109.name.cloud.ibm.com
  • ns198.name.cloud.ibm.com

お名前_com_Navi-2.png

続きはこちら

IBM Cloud CISの動作確認(2) -証明書設定編-

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