重いクエリを投げるとDockerのDBコンテナが落ちる

ローカルに構築しているDBコンテナ（MySQL）が重いクエリを投げると、落ちてしまうので原因を調査しました。
似た事象で困っている方の助けになれば嬉しいです。

事象

約160万件ほどのレコードが入ったテーブルで、PRIMARY KEYを変えたり、パーティション切ろうとすると、途中で失敗してしまう。
エラーは下記。

Communications link failure

ちなみに、wait_timeoutの設定は28800とかで、そんな時間はかかっていません。

原因

メモリ不足でコンテナが落ちたため。
コンテナが落ちたので、MySQLに接続できず、コネクションエラーが起きたという感じです。

解決策

DockerDesktopForMacを使っていたので、管理画面でメモリの割り当て量を2GB→4GBにして解決しました。

調査

docker logs -f {コンテナ名}

DBコンテナのMySQLのログを見ると、特に何も書いておらず、最初はコンテナが落ちたのかすらわからなかったです。
ただ、コンテナに入った状態で、上のエラーが起こると、追い出されていたので、コンテナ側で異常が起きたことはわかっていました。

異常があるとすればリソース周りかなと思い、

docker stats {コンテナ名}

でコンテナのCPU使用率やメモリ使用量を確認したところ、クエリを実行すると、メモリ使用量が上がり、限界値まではいかないものの、6、7割のところで、コンテナが落ちることがわかりました。

最初この6、7割の数値に騙されて、メモリ不足でもないかと思っていましたが、
これは実は他のコンテナも動いているため、実質1コンテナが使えるメモリが限界値の数値でないだけです。
（この仕様、前も似たような事象が起きて知っていたのですが、ド忘れしてました。）

メモリ不足だと気づき、Dockerのメモリの限界値を上げるため、
docker-composeのresourcesオプションの設定しました。
が、なぜか反映されない。

ここで、MacでDocker使っていることに気づき、DockerDesktopForMacの管理画面で、メモリ割り当て量の設定値があり、そちらを変えたら、反映されました。

なお、

docker stats -a

とすると全コンテナのリソースが確認ができるので、リソース系はこっちで見た方がよさそうです。