New Relicの中の人(エンジニア陣)の間で流行った書籍をご紹介します。バリバリのアカデミックな本ではないかもしれませんが、自分の持っているIT開発・運用の知識の棚卸しや言語化のために読んでみると、新たな気づきがあるかと思います。
はじめに
今日はいつものやってみてシリーズじゃないネタを投稿です。ITシステムの開発や運用に携わっていると、いろいろな修羅場を通して、多くの知識や経験を積んでいると思います。でも、1つ1つのことはわかっても、いざそれを周りの人に説明しようと思うと、すごく難しいことってありませんか?(えっ?自分だけ??)
もしITシステムの開発や運用でその状況になったら、直ぐに読んでほしい本があるので、今日はその書籍を紹介できたらと思います。
どの書籍?
今回紹介したい書籍は、こちらです。
書籍名: SREの知識地図 - 基礎知識から現場での実践まで
ISBN: 978-4-297-15072-3 , 978-4-297-15073-0
Amazonだとこちらです。
なんで推すの?
理由はシンプルです。
リアルタイムに現場でバリバリ活躍している日本のエンジニアの人が書いているからです。
他にも良い書籍は世の中にいっぱいあるのですが、そういった多くは日本以外のエンジニアの方が書かれていて、それを翻訳したものが多いのというのが現在のIT書籍の取り巻く状況かと思います。(それがダメとはいいません。名著も多いし。読むと本当に学びが多いし。)
紹介した書籍は、著者エンジニア陣がリアルでシンプルな言葉で書いているので、すごく頭に入ってきます。難しい事柄をここまでシンプルに説明できる様になるのは、現場で強烈な不安に襲われ、頭を悩ませながらといった数々の体験があってのことだと思うと頭が上がりません。(代わりをやれと言われたら、自分は白目を向いて気絶しちゃうと思います。。。)
例えば、サービスレベルと一言でいうのは簡単ですが、どうやって・誰と決めるのかという観点やどうやって改善プロセスを回せばいいのかといった現実的な情報が載っています。自分も過去になんとはなくに経験則でレビュー会みたいなことをやってみたことはあるのですが、至らなかったところに気付けたり、逆にちゃんと回せていた部分も見えてきたりします。ですので、読んでいただければ、足りていないところはないのかや、こう言った会議体を回すといいのかといった経験の棚卸しができたりします。
余談ですが、自分が反省会やなぜなぜ分析なんて言っていたものは、ポストモーテムって言うんですね。これもやり方のコツがあるようで、如何にして犯人探しにならない様にするのかといった抑えるべきポイントを教えてくれているので、読んだ後は、過去を振り返って反省仕切りです(涙)。もちろん全部がダメダメだった訳じゃないとわかり、自信をもつこともできました。読んで次に更に良い会議体を構築できたらしめたものです。
他にも色々と書きたいことがあるのですが、ネタバレになるのは避けたいので、ここまでとしますが、もしかしたらSREになりたい人やITエンジニアと一緒に仕事をしている非エンジニアの方にもお薦めできるかと思います。
まとめ
もし、今ITエンジニアとしてチャレンジするんだという方や日々の業務がモヤモヤしているという方は、是非、手にとって読んでみてください。(電子書籍もあるから、今は『手にとって』とはいわないかもですが)
新しい気づきや、自分がすでに体得している知識の整理を、間違いなく得ることができますよ。
最後に、ちゃっかりNew Relic本も紹介しておきます!!
併せて購入してね!!
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