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正規表現の基本まとめ（JavaScript）

Last updated at 2020-02-26Posted at 2020-02-15

#概要
正規表現が苦手なので、JavaScriptの正規表現を自分用のメモとしてまとめました。

#正規表現とは？
正規表現とは、文字を表現するための表現方法のことです。検索する際によく使われます。正規表現は、「リテラル」と「メタ文字」の２種類で構成されます。

#デリミタ
デリミタとは、表現の始まりと終わりを示すものです。JavaScriptでは、「/」で表現します。また、終わりを表すデリミタの直後に配置し、デリミタ内部に機能を追加するものを修飾子といいます。

主な修飾子

#メタ文字

##基本
メタ文字とは、特殊な意味を持つ文字のことです。

文字	表現内容
.	改行を除く任意の１文字

※エスケープ
メタ文字は特別な意味を持つため、そのまま記述すると意味のある指定と解釈されます。 リテラルとして認識させたい場合は、直前に「\」バックスラッシュを付ける必要があります。

例）.をエスケープする

\.

##文字クラス
[]に文字を列挙することを文字クラスといいます。[]内に記述した文字のいずれか１文字を表現します。

// a、b、cのいずれか１文字を表現する
[abc]

###範囲の指定
文字クラス内では、「-」を使って範囲を指定することができます。文字コードの順番で指定します。

// a、b、cのいずれか１文字を表現する
[a-c]

###文字クラス内での否定
[ の直後に ^ を記述すると、[]内の文字以外の１文字を表現します。
※[ の直後でない場合は、 ^ のリテラルとして扱われます。

// a、b、c以外の１文字を表現する
[^a-c]

###文字クラス内でのエスケープ
文字クラス内では、エスケープが必要なメタ文字は異なります。「.」などはエスケープの必要がありません。

【文字クラス内でエスケープが必要なメタ文字】

###定義済みの文字クラス
比較的よく使われる文字クラスには、略記が定義されています。

略記	文字クラス	表現内容	備考
\d	[0-9]	0-9のいずれか１文字	digitの略
\D	[^0-9]	0-9以外の１文字	\dの否定形
\w	[a-zA-Z0-9_]	a-z、A-Z、0-9、_のいずれか１文字	wordの略
\W	[^a-zA-Z0-9_]	a-z、A-Z、0-9、_以外の１文字	\wの否定形
\s	[\n\t\r\f ]	改行、タブ、リターン、改ページ、スペースのいずれか１文字	spaceの略
\S	[^\n\t\r\f ]	改行、タブ、リターン、改ページ、スペース以外の１文字	\sの否定形
\n		改行
\t		タブ
\r		リターン
\f		改ページ

##論理和指定子
aとbのいずれかという指定をすることができます。

// aまたはbの１文字を表現する
a|b

##グループ化
()で囲むことで正規表現をグループ化することができます。

// abcまたはabdのいずれかを表現する
ab(c|d)

##量指定子
~~直前の文字~~直前部分の正規表現を何個繰り返すかを表現します。

※最長一致と最短一致
量指定子はデフォルトで、条件を満たすものが複数あった場合、一番ながいものと一致するようになっています。これを最長一致といいます。
最短一致（一番短いものと一致するよう）にするには、量指定子の直後に「?」をつけます。

##アンカー
位置を表現します。