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【新米エンジニア】Google Cloudの資格全冠への道

Last updated at Posted at 2025-12-04

はじめに

この記事では、2025年度新卒入社の新米エンジニアが1年間でGoogle Cloud認定資格の全冠を目指して取り組む過程を、学習記録として共有していきます。


🎯 目標:Google Cloud資格「全冠」とは?

Google Cloudには、現在以下のような認定資格があります(2025年12月時点)。

▼ 基礎レベル(Foundational)

  • Cloud Digital Leader
  • Generative AI Leader

▼ アソシエイトレベル(Associate)

  • Associate Cloud Engineer
  • Associate Google Workspace Administrator
  • Associate Data Practitioner

▼ プロフェッショナルレベル(Professional)

  • Professional Cloud Architect
  • Professional Cloud Database Engineer
  • Professional Cloud Developer
  • Professional Data Engineer
  • Professional Cloud DevOps Engineer
  • Professional Cloud Security Engineer
  • Professional Cloud Network Engineer
  • Professional Machine Learning Engineer
  • Professional Security Operations Engineer

以上の合計14種類の資格が存在します。
この全ての資格を2025年度中に取得すること、つまり「全冠」することを目指します。


💡 なぜ全冠を目指すのか?

  1. クラウド技術を体系的に理解したいから
    個別の資格だけでなく、横断的に学ぶことでGoogle Cloud全体の設計思想やサービス連携を深く理解できると感じたためです。

  2. 社内へのナレッジ還元
    自分の学びをまとめて共有し、チーム全体のスキルアップに貢献したいと考えています。

  3. 自分自身の成長実感を得たい
    資格取得という明確なマイルストーンを設定することで、自身の成長の実感と自己研鑽の継続的なモチベーションを維持できると考えます。


🏅 取得済み資格(進捗状況)

資格名 レベル 取得月
Cloud Digital Leader Foundational 2025年5月
Associate Cloud Engineer Associate 2025年5月
Professional Cloud Architect Professional 2025年7月
Professional Cloud Security Engineer Professional 2025年8月
Generative AI Leader Foundational 2025年8月
Professional Machine Learning Engineer Professional 2025年8月
Professional Cloud DevOps Engineer Professional 2025年9月
Professional Cloud Developer Professional 2025年10月
Associate Google Workspace Administrator Associate 2025年10月
Associate Data Practitioner Associate 2025年10月
Professional Data Engineer Professional 2025年10月
Professional Cloud Network Engineer Professional 2025年12月

📘 学習に使っている主なリソース

ここでは、私が活用している主な学習リソースと、それぞれの活用目的を紹介します。

🔹 1. 試験ガイド・ブログ記事

目的: 試験の全体概要の理解

  • 問われるサービスの種類や観点を把握
  • 合格体験記などの記事を参照し、実際の試験の出題イメージを掴む
  • ブログ記事は試験名で検索して出てくる記事を2個ほどチェック

🔹 2. 公式ドキュメント(Google Cloud Docs

目的: サービス仕様やベストプラクティスの正確な理解

  • 資格試験では「Googleが推奨する設計思想」が問われるため、最も信頼できる一次情報源
  • 新機能のアップデートを追う際にも活用
  • 試験で問われる業務設計のリファレンスとして参照

🔹 3. ハンズオン

目的: 実践的なハンズオンでの知識習得

  • 理論だけでなく、実際にCloud Consoleを操作して手を動かすための環境を用意
  • 公式が提供するハンズオンで、試験で問われる「操作ベース」の知識を理解

🔹 4. 模擬試験・問題集

目的: 試験傾向の分析、仕上げ

  • 模擬試験や問題集を通して、出題傾向を分析
  • 問題集で演習を繰り返し、実際の試験のイメージを掴む
  • 間違えた問題の範囲を重点的に対策し、高得点を取れる状態へ仕上げる

❕ リソース活用のポイント

  • 「読む」→「触る」→「問題演習」の3段階で進めると定着率が高い
  • 同じトピックを異なる形式の教材で学ぶとより理解が深まる
  • 資格の種類と自身の得意分野に合わせて学習リソースを使い分けることも意識

🧩 学んだこと・気づいたこと・対策ポイント

  • 「用語」よりも「構成の意図」を理解することが重要
    試験では、「どの選択肢がGoogle的なベストプラクティスか」を問われる場面が多いです。そのため、単にサービス名を覚えるよりも「構成の意図」を理解することが非常に重要と感じました。

  • ハンズオンでの実践が理解を深める
    ハンズオンを行うことで、公式テキストだけでは得られない理解が得られました。試験対策としてCloud Consoleを実際に触ることは時間的コストが少し高いですが、要所で活用することで効果的な学習が期待できます。

  • 英語試験への対策
    現在ある14種類の認定資格のうち2025年12月時点では2種類の資格試験は日本語での出題に対応しておらず、英語での受験を行う必要があります。英語が得意ではない人(私もですが)は、上記の試験対策とは別に英語での出題用の対策をすることが必要と考えます。私が行った対策としては、英語の模擬問題を用意し、1週目は翻訳機能を活用して日本語で行い、2週目以降を英語で繰り返し演習行うことで、選択肢の用語の英語での表記や設問文において使われる英語文法の理解を深めました。

  • 勉強時間の確保と習慣化
    14種類の認定資格を効率よく取得するには、コンスタントに受験していく必要があると考えられ、日々の勉強時間の確保が重要であると考えます。自分が行った勉強時間の確保の工夫点として、業務終了後にそのままカフェへ直行し、毎日約3時間を学習時間に充てました。これらの時間管理・行動設計を新卒入社時から継続して実践することで、自己研鑽の習慣づくりになり、長期的な学習意欲を維持できるメリットを実感しています。


🏁 今後の目標と展望

🗓 残りの資格取得の予定

資格名 レベル 取得予定月
Professional Cloud Database Engineer Professional 2025年12月
Professional Cloud Security Operations Engineer Professional 2026年1月

最終目標は全冠達成と、その過程で得たナレッジを社内で共有すること、そして、クラウドネイティブ開発の推進です。
そのため、資格取得が唯一のゴールではなく、理解を深めるための通過点でもあると考えています。

今後は以下も検討しています:

  • 学習ノウハウを社内Wikiにまとめる
  • 社内勉強会での発表
  • 各資格にフォーカスした合格体験記の作成
  • マイクロサービスやサーバーレスといったクラウドネイティブアーキテクチャを意識した開発

🙌 最後に

Google Cloudの資格取得のための学習は、単なる試験勉強ではなく、業務改善・設計思考のトレーニングにもなると考えます。
この記事が、同じように学習している方・これから挑戦する方の参考になれば幸いです!

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