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Amazon Q Developerを使って、ただのタイマーを「体験」に変えた話

Last updated at Posted at 2025-06-22
Page 1 of 20

デモタイム

GitHub: https://github.com/keyaki80/one-day-walking-simulator

動画: https://x.com/fullen789/status/1936212640411664579


今日話すこと
Amazon Q Developerを使って、ただのタイマーを「体験」に変えた話

ゲーム開発経験なし


きっかけ:JAWS-UG茨城イベント

2025年6月18日

  • Amazon Q Developerのハンズオン参加
  • 2時間でゲーム作成にチャレンジ
  • 結果: 未完成...でも楽しすぎた!

帰宅後の決意
「絶対に完成させる!」


作ったもの:一息つけるタイマー

基本コンセプト

普通のタイマーじゃない、「休憩体験」 を提供するアプリ

動作フロー

  1. 1分目: キャラクターがベンチまで歩く
  2. 中間時間: ベンチで様々なアクションで休憩
  3. 最後の1分: ベンチから出発地点まで歩いて完了

設定時間: 3分〜60分


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なぜ「体験」にこだわったか

従来のタイマーの課題

  • 時間を「待つ」だけ
  • 単調で味気ない
  • 休憩の質が向上しない

目指したもの

  • 時間を「楽しむ」
  • 視覚的な癒やし効果
  • ユーザーとキャラクターの同期感

Amazon Q との開発体験

開発プロセスの特徴

  • 対話的開発: 自然言語で機能要求
  • 迅速な問題解決: バグ修正が高速
  • 創作的コラボ: AIとの共同創造

印象的だった瞬間

「明確な要求を伝える → 即座に実装される」
この繰り返し自体にゲーム性を感じた


技術的な工夫①:ウィンドウリサイズ機能

課題

ウィンドウサイズが変わると、キャラクターの移動が破綻

解決策

# リサイズ検知 → 動的再計算
- 歩行速度の自動調整
- 背景要素の再生成道路
- キャラクター位置の比例調整

結果

リアルタイムで風景が連動する没入体験


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技術的な工夫②:ベンチアクションシステム

実装内容

  • ベンチサイズ: 3倍に拡張
  • 8種類の座位活動:
    • 空を見上げる、ストレッチ、犬を撫でる
    • スマホチェック、水分補給、深呼吸
    • 景色を眺める、服装を整える
  • ランダム発生: 30%の確率で新アクション

効果

単調な「待ち時間」→ 楽しい「観察時間」


技術的な工夫③:視点同期システム

コンセプト

ユーザーとゲーム内キャラクター(K)の視点を同期

3段階の遷移アニメーション

  1. Phase 1: 椅子から立ち上がり(高さ変化)
  2. Phase 2: 窓への移動(横移動とスケール変化)
  3. Phase 3: 窓フォーカス(窓が画面全体に拡大)

トップ画面

レトロなCRTモニター → 部屋の中でPC作業するシーン


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使用技術

メインスタック

  • Pygame: 2Dゲーム描画
  • Python: メイン言語
  • Amazon Q Developer: AI開発支援

システム設計

  • 時間帯対応: 朝・昼・夕・夜の背景変化
  • 季節対応: 春夏秋冬の景色変化
  • フェーズベース状態管理: 明確な動作制御

開発時間と成果

開発時間の内訳

  • イベント時間: 2時間(未完成)
  • 帰宅後追加開発: 約2時間
  • 合計: 約4時間で完成

Amazon Q の効果

  • バグ修正が高速化
  • 新機能実装が効率的
  • 創作的なアイデアも素早く形に

開発体験での学び

Amazon Q Developer活用のコツ

  • 明確な要求を伝える: 曖昧だと期待と違う結果
  • 段階的な機能追加: 一度に全部やろうとしない
  • バグは即座に相談: 早期解決が重要

創作における AI の価値

実装の技術的ハードルを下げることで、
創作的なアイデアにより集中できる


今後の拡張予定

機能追加案

  • サウンド: 海の音、タイマー終了音
  • オブジェクト追加: 季節・時間帯別の詳細化
  • キャラクター: 描画の精密化
  • 設定: デバッグ用日時データ対応
  • トップ画面: 窓に近づく描写を細かくしてリアルに

この開発で感じたこと

  1. AI支援開発の楽しさ: 対話的プログラミングの魅力
  2. 創作への集中: 技術的制約を気にせずアイデアに専念
  3. 完成の達成感: 4時間で「体験」まで作り上げる満足感
  4. ハンズオンの価値: 集中して大人数で取り組む/作り上げるという環境

ft2.jpg


メッセージ

Amazon Q Developerは単なるコーディング支援ツールではなく、創作パートナーとして活用できる

みなさんも、何か作ってみませんか?


ありがとうございました!

発表者

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