デモタイム
GitHub: https://github.com/keyaki80/one-day-walking-simulator
動画: https://x.com/fullen789/status/1936212640411664579
今日話すこと
Amazon Q Developerを使って、ただのタイマーを「体験」に変えた話
ゲーム開発経験なし
きっかけ:JAWS-UG茨城イベント
2025年6月18日
- Amazon Q Developerのハンズオン参加
- 2時間でゲーム作成にチャレンジ
- 結果: 未完成...でも楽しすぎた!
帰宅後の決意
「絶対に完成させる!」
作ったもの:一息つけるタイマー
基本コンセプト
普通のタイマーじゃない、「休憩体験」 を提供するアプリ
動作フロー
- 1分目: キャラクターがベンチまで歩く
- 中間時間: ベンチで様々なアクションで休憩
- 最後の1分: ベンチから出発地点まで歩いて完了
設定時間: 3分〜60分
なぜ「体験」にこだわったか
従来のタイマーの課題
- 時間を「待つ」だけ
- 単調で味気ない
- 休憩の質が向上しない
目指したもの
- 時間を「楽しむ」
- 視覚的な癒やし効果
- ユーザーとキャラクターの同期感
Amazon Q との開発体験
開発プロセスの特徴
- 対話的開発: 自然言語で機能要求
- 迅速な問題解決: バグ修正が高速
- 創作的コラボ: AIとの共同創造
印象的だった瞬間
「明確な要求を伝える → 即座に実装される」
この繰り返し自体にゲーム性を感じた
技術的な工夫①:ウィンドウリサイズ機能
課題
ウィンドウサイズが変わると、キャラクターの移動が破綻
解決策
# リサイズ検知 → 動的再計算
- 歩行速度の自動調整
- 背景要素の再生成(雲、海、道路)
- キャラクター位置の比例調整
結果
リアルタイムで風景が連動する没入体験
技術的な工夫②:ベンチアクションシステム
実装内容
- ベンチサイズ: 3倍に拡張
-
8種類の座位活動:
- 空を見上げる、ストレッチ、犬を撫でる
- スマホチェック、水分補給、深呼吸
- 景色を眺める、服装を整える
- ランダム発生: 30%の確率で新アクション
効果
単調な「待ち時間」→ 楽しい「観察時間」
技術的な工夫③:視点同期システム
コンセプト
ユーザーとゲーム内キャラクター(K)の視点を同期
3段階の遷移アニメーション
- Phase 1: 椅子から立ち上がり(高さ変化)
- Phase 2: 窓への移動(横移動とスケール変化)
- Phase 3: 窓フォーカス(窓が画面全体に拡大)
トップ画面
レトロなCRTモニター → 部屋の中でPC作業するシーン
使用技術
メインスタック
- Pygame: 2Dゲーム描画
- Python: メイン言語
- Amazon Q Developer: AI開発支援
システム設計
- 時間帯対応: 朝・昼・夕・夜の背景変化
- 季節対応: 春夏秋冬の景色変化
- フェーズベース状態管理: 明確な動作制御
開発時間と成果
開発時間の内訳
- イベント時間: 2時間(未完成)
- 帰宅後追加開発: 約2時間
- 合計: 約4時間で完成
Amazon Q の効果
- バグ修正が高速化
- 新機能実装が効率的
- 創作的なアイデアも素早く形に
開発体験での学び
Amazon Q Developer活用のコツ
- 明確な要求を伝える: 曖昧だと期待と違う結果
- 段階的な機能追加: 一度に全部やろうとしない
- バグは即座に相談: 早期解決が重要
創作における AI の価値
実装の技術的ハードルを下げることで、
創作的なアイデアにより集中できる
今後の拡張予定
機能追加案
- サウンド: 海の音、タイマー終了音
- オブジェクト追加: 季節・時間帯別の詳細化
- キャラクター: 描画の精密化
- 設定: デバッグ用日時データ対応
- トップ画面: 窓に近づく描写を細かくしてリアルに
この開発で感じたこと
- AI支援開発の楽しさ: 対話的プログラミングの魅力
- 創作への集中: 技術的制約を気にせずアイデアに専念
- 完成の達成感: 4時間で「体験」まで作り上げる満足感
- ハンズオンの価値: 集中して大人数で取り組む/作り上げるという環境
メッセージ
Amazon Q Developerは単なるコーディング支援ツールではなく、創作パートナーとして活用できる
みなさんも、何か作ってみませんか?
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Amazon Q CLI でゲームを作ろう Tシャツキャンペーン (好評につき期間延長!):
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/build-games-with-amazon-q-cli-and-score-a-t-shirt/
ありがとうございました!
発表者
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Name: 佐々木 健成 (ささき けんせい)
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Background: インフラエンジニア
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GitHub: https://github.com/keyaki80/
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記事
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Amazon Q でゲームを作る体験が楽しすぎた。【JAWS-UG 茨城 イベント参加レポ】
https://note.com/ideaio/n/n48e9d42f7858?from=notice -
Amazon Q で一息つけるタイマーを作成する
https://zenn.dev/kns/articles/8e8d20ecf99245
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