#はじめに
Oracle Cloud Infrastructure Cloud ShellでSQL*Plusを使用してOracle Database Cloud Service(DBCS)に接続してみた。この手順を試すための前提条件は、パブリックIPアドレスを持つOracle Database Cloud Service Instanceのプロビジョニングと、基本的なLinuxシェルのスキルです。
Cloud Shellは、Oracle Cloud ConsoleからアクセスできるWebブラウザベースのターミナルで、すべてのOracle Cloud Infrastructureユーザーが利用できます。
DBCSインスタンスにインターネットからの接続を許可するようにセキュリティリストを変更
- Virtual Cloud Network -> DB InstanceがプロビジョニングされているSubnetに移動
- セキュリティリストを更新し、ポート1521でインターネットからの接続を許可します。(ネットワーク・セキュリティ・グループでも可)
Database Cloud ServiceからDB接続情報を取得
Bare Metal, VM and Exadataにアクセスし、接続先のDatabaseをクリック
「DB接続」をクリックして、形式「長」の接続文字列をコピーします。
HOSTパラメータを、プライベートIPアドレスではなくパブリックIPに変更します。
コンソールから Cloud Shellを起動
Oracle Cloud Infrastructureのテナントにサインインし、Consoleヘッダーのコマンドプロンプトアイコンをクリックします。
Cloud ShellでのTNSNAMES.oraファイルの作成
Cloud Shell上でtnsnames.oraファイルを作成します。
<< DB_NAME >> = <<長い接続文字列>> の形式で長い接続文字列を貼り付け、ファイルを保存します。
Cloud Shell上での環境変数TNS_ADMINをtnsames.oraファイル配置のディレクトリに設定します。
export TNS_ADMIN=<>
Cloud Shellを使用してSQL*PlusでDBに接続
sqlplus system/{パスワード}@{接続文字列}を実行します。
sqlplus system/Welcome1#Welcome1#@db19c
SQL*Plus: Release 21.0.0.0.0 - Production on Sun Dec 12 15:15:03 2021
Version 21.4.0.0.0
Copyright (c) 1982, 2021, Oracle. All rights reserved.
Last Successful login time: Sun Dec 12 2021 15:00:11 +00:00
Connected to:
Oracle Database 19c Standard Edition 2 Release 19.0.0.0.0 - Production
Version 19.12.0.0.0
SQL>
おわりに
OCI Cloud Shell は、sql*plusでの簡単なアクセスを提供します。
パブリックIPを持たないインスタンスには参考情報のデータベース・ツールやBastionサービスを使用することで接続可能です。