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【速報】Google画像生成AIの新モデル「Nano Banana Pro」登場!Gemini 3ベースの描画力を徹底解説

Last updated at Posted at 2025-11-20

こんにちは!

今日(2025年11月21日)、Google DeepMindから新しい画像生成AI 「Nano Banana Pro」 が発表されました。(技術的な名称は Gemini 3 Pro Image です)

先日発表されたばかりの「Gemini 3」の頭脳(推論能力)を画像生成に応用したモデルなのですが、これが「画像生成AI界隈の長年の悩み」を解決するとして話題になっています。

具体的に何がすごいのか、公式情報をもとに解説します。

Nano banana proに、解説記事をホワイトボード風にしてもらいました。

image (5).png

1. 概要

Nano Banana Pro とは

Nano Banana Pro は、Gemini 3 Proをベースに開発された、Googleの最上位画像生成モデルです。

これまでの画像生成AIは「絵はうまいけど、常識がない」ことがありましたが、Gemini 3の推論能力を組み込むことで、現実世界の物理法則や文脈を深く理解できるようになりました。その結果、単にきれいな絵が出力されるだけでなく、「意図通りにコントロールできる」 ツールへと進化しています。

参考 : The Keyword: Introducing Nano Banana Pro

2. ここがすごい!3つの進化ポイント

特に注目すべき進化は、以下の3点です。

  • AI特有の「謎文字」からの卒業
  • キャラの顔が変わらない「一貫性」
  • 「後から補正」できるスタジオ品質の編集

① AI特有の「謎文字」からの卒業

これまで画像生成AIでポスターや看板を描かせると、文字が「謎の呪文」になってしまうのが常でした。

Nano Banana Proは、Gemini 3の言語理解能力を使うことで、指定したテキストを正確に描写できるようになりました。
複雑なスペル、ポスターのキャッチコピー、商品のラベルなどはもちろん、植物の育て方を解説する図解(インフォグラフィック)のような、「正しい情報」 が求められる画像も生成可能です。

たった一行でこんな感じに。
image.png

image (6).png

② キャラの顔が変わらない「一貫性」

「同じキャラクターで別のシーンを作りたいのに、生成するたびに顔が変わる...」というのもよくある悩みでした。

Nano Banana Proは、最大14枚もの参考画像を読み込ませることで、キャラクターの顔や服装、製品のデザインなどを固定したまま生成できます。しかも、最大5人のキャラクターを描き分けることが可能です。

これにより、ラフスケッチから製品の完成予想図を作ったり、同じ登場人物で絵コンテを描き進めたりといった、実務レベルの使い方ができるようになります。

Fluffy-Monsters.max-1080x1080.format-webp.png

引用 : The Keyword: Introducing Nano Banana Pro

③ 「後から補正」できるスタジオ品質の編集

プロのクリエイターにとって嬉しいのが、生成後の微調整機能です。

「構図はいいけど、もう少しカメラを右に振りたい」「背景を夕方にしたい」といった要望に対し、画像を再生成することなく、ローカル編集(部分補正) で対応できます。
カメラアングル、被写界深度(ボケ味)、照明、カラーグレーディングなどを、まるで写真編集ソフトのように操れるため、こだわりの1枚を作り込むことができます。

実家のワンちゃんの写真をNano banana proに編集してもらいました。
↓元画像。
IMG_2993.JPG

↓夜にしてもらいました。
image (7).png

3. 今すぐ使うには?

一般ユーザーの方

Geminiアプリから利用可能です。
画像を生成するモードを選び、モデルの設定を「思考モード」に切り替えてください。
image.png

※無料版でも試せますが、回数制限を超えると軽量版のNano Bananaに戻ります。

企業・開発者の方

  • Google Workspace: GoogleスライドやVidsに順次機能が追加されます。
  • 開発者: Gemini APIやGoogle AI Studio、そして新プラットフォームの Google Antigravity から利用可能です。

安全性について

生成された画像には、Googleの電子透かし技術「SynthID」が埋め込まれており、AI生成かどうかの判別が可能です。また、一般利用の場合は目に見える透かしも入りますが、開発者向け(AI Studio)やUltraプランなどのプロユース環境では、制作物の邪魔にならないよう透かしは削除されます。

4. まとめ

つい2日前にGemini 3が発表されたばかりでしたが、今日の朝起きてびっくりです。。
週末はGemini 3、Antigravity、Nano banana proをじっくりためしたいです。三連休でよかった!

皆さんも、ぜひGeminiアプリでNano banana proを体験してみてください!

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