#やりたいこと
家の無線LANルーターを好きな場所に置きたい。
我が家のインターネット回線はマンションのLAN経由なのでつなげば動くので便利なのですが外部、各部屋へのケーブルが玄関のシューズボックスにあるため熱もこもるし、無線LANの電波上も不利なので好きな場所に置きたいためいろいろ考えた結果がこの記事になります。
PPPoEとか使っている方も同じようにしてできると思います。
#必要なもの
HUB(VLAN(802.11Q)対応のもの)が2台
#以前の構成
以下の通り玄関横のシューズボックス上部にケーブルと無線LANルーター、HUBを押し込んでいたので 夏場の熱が不安になったのと肝心のリビングで無線LANが弱くなるという欠点があり何とかしたいと思っていました。
#完成図
詳細、具体的な設定はこの後説明しますがVLANを活用して以下の構成を行うことで無線LANルーターを自由な場所に設置することができるようになりました。
詳細をかいつまんで言うとVLANという機能を活用することで1つのHUBの中で別々のHUBとして扱う機能になります。
上の図をVLANごとに整理したのが以下の図になります。よくあるWAN側はInternet接続、LAN側はHUBにつないでいる形式になります。
#具体的設定方法
ここでは家で利用している NETGEAR GS308Tを利用して説明しますが
TP-LINKでもNETGEARのほかの機種でもVLAN(802.11Q)対応と書いているやつなら基本出来るかと思います。
###VLAN IDの定義画面があるのでそちらから必要なVLAN IDを追加
VLANに必要なIDを設定します。
今回 LAN側はデフォルトの1を利用するため WAN側として100のみ追加します
###VLANメンバーシップ設定から VLAN定義を行います。
上図のHUB#1の場合
VLAN 1(LAN側) として以下を設定
- Port 1 は T(Trunk)を設定 (簡略化して言うとVLAN1通信を行うHUB間の設定)
- Port 2/3は U(Untag)を設定 (簡略化して言うと PC、無線LANルーター等VLANを意識しない機器を接続する場合の設定)
- Port 4 は設定なし
VLAN 100(WAN側)として以下を設定
- Port 1 は T(Trunk)を設定
- Port 2/3は設定なし
- Port 4は U(Untag)を設定
HUB #2の場合
VLAN 1(LAN側) として以下を設定
- Port 1 は T(Trunk)を設定
- Port 2は設定なし
- Port 3/4はU(Untag)を設定
VLAN 100(WAN側)として以下を設定
- Port 1 は T(Trunk)を設定
- Port 2は U(Untag)を設定
- Port 3/4は設定なし
###NWを接続
無線LANルーター等NW接続をすればいけるようになるはずです。