はじめに
日本社会は長い間、会社という枠組みの中で人を動かす仕組みで成り立ってきた。
そのため多くの人は「個で動く」訓練を受けていない。
30年前から進んだ非正規化は、雇用の柔軟化を目指したはずが、
結果的に人材の消耗と孤立を生み、自己責任の名の下に片付けられてきた。
いま必要なのは、**「会社の外で何かを起こせる人」**が主役になる社会の再設計では。
目的
成熟した技術者・社会人の知見を“再雇用”ではなく“再活用”する社会モデルを設計する。
「新しい働き方を自分たちで作る」ことを目的とする。
背景
日本の雇用市場では、40〜50代以降の人材がスキルを持ちながら活躍の場を閉ざされている。
企業・行政・教育のどの仕組みにも受け皿がなく、経験知が社会に還元されていない。
一方で、地方・中小企業・教育現場などでは“経験の翻訳者”が不足している。
問題
・非正規雇用構造が人材を消耗させている
・経験知が属人化・断絶している
・再教育は若年層中心で中高年に届かない
方針
・「知識・技能・改善ノウハウ」を社会共有資産化
・ 企業ではなく「個人ネットワーク」を基盤に再構築
・ 教育・DX・ローカル産業支援を接続する実践プロジェクト
・ 企業が雇用を閉じても、「経験」は開放できる
・ SESや派遣を「使い捨て」ではなく「知の循環」に変える
小さな第一歩
・ 現場知識を文章・動画・コードとして記録・共有
・ 同じ課題を持つ人がオンラインで再集合
・ 自治体・ポリテク・NPOなどとの連携検討
まとめ
「Re-Work構想」は、単なる理想論ではなく、現場から始める再設計運動である。
企業や制度の変化を待つのではなく、個人が社会の仕組みを“書き換える”時代に入った。
ここから先は、私自身の試行錯誤の記録として、
働き方、学び方、そして社会への関わり方をオープンに発信していく。