はじめに
こんにちは、keni (@keni_1997)です。
タイトルの通り非エンジニアの技術力うんこちゃんです。
先月、人生で初めて作ったWebアプリが収益化できたて $20 (2025/11/1 現在 日本円にして¥3,000円ほど) いただけたので記念に記事でも書いてみようと思ったよ。
非エンジニアが3週間勉強して個人開発で収益化できた話
今年の4月くらいからX(旧Twitter)を見ていると「個人開発」がすごく盛り上がってましたよね?
特に非エンジニアの方が、自分もアプリつくれるんじゃね?って人が多く出てきたのが、その辺りだった気がしてます。
僕もその熱量に当てられて、「いっちょやってみるか!」と波に乗っかってみることにしました。
この記事は、そんなプログラミング経験が浅い非エンジニアの僕が、
- Reactを3週間勉強して
- その後3週間でアプリをリリースし
- 初めて収益を得るまでのザックリとした記録です
「個人開発に興味あるけど、自分には無理かも…」と思っている非エンジニアの方や、「作ったはいいけど、全然収益化できない…」と悩んでいる方の、何かしらのヒントになれば嬉しいです。
まぁ、僕も言うほど成果でてないんですけど…
なぜ個人開発を始めたのか
理由は大きく2つあります。
- 新しい収益の柱が欲しかった
- 自分のプロダクトへの憧れ
僕は普段、本業+副業の収益の柱2つで生活しています。
今どき会社員ですねー。
副業では、主にはクライアントワークをしているのですが、正直に言うと「しんどいな…」と感じることが増えてきました。もちろんやりがいはあるのですが、どこか他人のための作業をしている感覚が拭えず、「100%自分のものづくりがしたい!」という想いが日に日に強くなってました。
あと、単純に技術への興味もありました。
Reactって前から聞くけど、なんかちょっと触ってみたいなーとか、Webアプリ自分で作れたら何かカッコいいなーー。みたいな。
「どうせなら勉強しながら何か作れるようになってみよう!」と思ったのが直接のきっかけです。
開発前の僕のスペック
「非エンジニア」と名乗っていますが、完全なド素人というわけでもないので、前提スキルを書いておきます。
- Python: 2年ほど触っているよ。(ただし、自信を持って言えるのは「技術力はゴミ」だよ…)
- HTML/CSS: 過去にもWebアプリ作ってみたくて、ちょっとだけ勉強したことあるよ。bootstrapとTailwind CSSが、ちょっとだけわかるよ。
- PHP: 過去に2〜3ヶ月だけ触った経験あるよ。 (Laravelも触ってみたけど、私の理解力では難しすぎて、挫折したよ…)
- C#: ゲーム作ってみたくてUnity触る過程で、ちょっとだけ触ったよ。ChatGPTとネットのコードコピペ芸人だよ。(てか、ゲーム作んの難くね?…)
- それ以外: gitとか、ちょびーっとだけ触ったことあるかな。。。あとは何もしらん。。。
ご覧の通り、胸を張れるスキルセットではありません。
学生時代もプログラムなんか書いた経験なく、ここ2~3年急に独学で勉強したり、しなかったりしてる感じです。
本業もテック系でもないし、ITエンジニアでもございません。
この状態でReactの学習からスタートしました。
開発の道のり:学習3週間、開発3週間
Reactの学習(3週間)
まずはReactの基礎を叩き込むところから始めました。具体的な教材名はここでは伏せますが、主に動画教材を使って写経しながら学んでいきました。正直、最初はstateとかpropsとか意味不明でしたが、3週間くらい毎日触っていたら、なんとなく「こういうことか?」と理解できるようになりました。
アプリ開発と地獄のデプロイ(3週間)
学習がある程度進んだところで、早速アプリ開発に取り掛かりました。
しかし、ここからが本当の戦いでした…。
勉強したけど、実際作ってみると全然判らん…。
まともにデプロイなんてしたことがないし、GitとかGitHubのちゃんとした使い方もよーわからん。ローカルでは動くのに、本番環境だと動かない「あるある」にもどっぷりハマりました。エラーメッセージを見ては、夜な夜なPCの前で頭を抱える日々…。
思い返しても、めっちゃくちゃ大変でしたが、一つ一つのエラーを乗り越えて、自分のアプリがリリースされた瞬間は、なんとも言えない感動がありましたね。この「苦労したけど面白かった」という感覚が、個人開発の醍醐味なのかなとおもったり、思わなかったり。
あと、当時はClineとChatCPTを主に使ってたんですが、こいつらにはマジ感謝でしたねー。(こいつらおらんかったら、絶対リリースできんかった笑)
現代技術恐るべし。。。
便利な時代になったもんです。
リリース、そして無風の3ヶ月間
こうして6月頃、なんとかアプリをリリースすることができました。
…が、現実は甘くありません。
9月まで、ほぼ無風でした。
Redditに投稿してみたり、Indie Hackersに投稿してみたりと、思いつきそうなことは一旦やってみたつもりなんですが、アクセス数は雀の涙ほど。もちろん、ユーザーからの反応もほとんどありません。
アプリリリース前はマネタイズも考えてたのですが、正直「広告を入れても意味ないな」というアクセス数だったので、広告は導入しませんでした。
サブスクリプション機能も考えましたが、
- 認証系の実装が面倒くさそう
- Stripeの導入が大変そう
- セキュリティも考えると不安だなー
- そもそも、ほどんど誰もつかってないやん...
という理由で一旦諦めました。
でも、全くお金が入らないのはやっぱり虚しい…。モチベーションがどんどん下がっていくのを感じました。
転機:Buy Me a Coffeeとの出会い
「何か少しでもいいから、目に見える成果が欲しい!」
そう思っていたときに見つけたのが、Buy Me a Coffeeでした。
これは、ユーザーが開発者に対して「コーヒー1杯分」のような感覚で気軽に寄付(Donation)を送れるサービスです。
導入が、めっちゃ簡単なので、すぐに実装できます。
突然の$20!初めての収益
Buy Me a Coffeeを設置してからも、しばらくは何の変化もありませんでした。
「まぁ、そんなもんだよな…」と諦めかけていた10月。
突然、立て続けに2件の寄付通知が届いたのです。合計$20。
メールが届いたとき、最初は意味がわかりませんでした。
でも、それが自分の作ったアプリに対する「ありがとう」の気持ちだと理解した瞬間、涙が出るほど嬉しかったです。金額の大小ではなく、自分の作ったものが誰かの役に立ち、応援してもらえたという事実が、何よりも心に沁みました。
まとめ:個人開発は儲からない、でも…
今回の経験を通して、僕が感じたことをまとめます。
-
個人開発は簡単には儲からないよ、副業には向いてない気もするよ
- 手っ取り早く稼ぎたいなら、クライアントワークの方が圧倒的に効率が良いです。これは間違いありません。5ヶ月ほど、個人開発の比率を多めに頑張りましたが、同じ時間クライアントワークしてたらと思うと、えげつない機会損失です。当たれば大きい夢はあるかもしれませんが、現実は厳しいです。副業感覚でやるなら、他の分野をオススメしますねー。長期的に頑張れるっ!!って人は、どんどんチャレンジしてみても良いかもね。
-
でも、お金には代えがたい喜びがある
- 収益目的だけでは、今のところ個人開発を続ける意味は見出せていません(僕が雑魚いだけなんですが...)。でも、自分の作ったものが誰かに使ってもらえたり、今回のように応援してもらえたりするのは、最高に楽しい体験です。
最後に:ちょっと宣伝も
もし、あなたが作ったプロダクトにサブスクを導入するのが面倒だったり、ユーザー数が伸び悩んでいたりするなら、「Buy Me a Coffee」を設置してみると、いいことがあるかもしれません。
ただし、僕のプロダクトが海外向けだったこともあり、寄付文化のある海外ユーザーに刺さった可能性は高いです。日本向けのプロダクトだと、また少し事情が違うかもしれません。
最後に、ちょっと宣伝です。
今回収益化できたプロダクトはPomodoroFlowというYoutube一体型のポモドーロタイマーです。
ポモドーロ・テクニック(25分間の集中作業と5分間の短い休憩を繰り返す時間管理術)とYouTubeの音楽再生を組み合わせることで、楽しく集中できる環境を提供し、作業効率や継続力の向上を実現します。
オンボーディング付きで初心者にも使いやすい(つもり)ですし、完全無料なので、よかったら覗いてみてください。
使ってみて気に入ったら、募金してくれてもいいんだよ...
嘘です。
使ってくれるだけで、嬉しくて泣いちゃいます笑
そして、あわよくば、この記事やDMでフィードバックくださると勉強になるので、何卒!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次は、「非エンジニアが個人開発で月1万稼げた件」とか書けるように頑張りたい所存!