概要
Terraformを自身のPCにインストールしたので、その方法を備忘録も含めて記載します。
tfenvの概要
tfenv
は、Terraform
のバージョン管理を簡単に行う為のツールです。異なるバージョンのTerraform
を使用したプロジェクトがある場合、問題が発生する場合があります。tfenv
を使用する事で、簡単に異なるバージョンのTerraform
を切り替える事ができます。
Terraformの導入方法
手順1
Homebrew
を使用する為、Homebrew
をインストールしてない場合は、インストールして下さい。公式サイトのリンクを下記に貼っておきます。導入方法が分からない場合は、下記のリンクを参考に、Homebrew
をインストールして下さい。
手順2
ターミナルにて、下記のコマンド入力する
brew install tfenv
もし、事前にTerraform
をインストールしている場合、下記のコマンドをターミナルに入力して、terraform
をアンインストールして下さい。
brew unlink terraform
手順3
下記のコマンドを入力して、tfenv
がインストールされている事を確認する。また、tfenv
を入力する事で、使えるコマンドリストが表示される
tfenv
tfenv 3.0.0
Usage: tfenv <command> [<options>]
Commands:
install Install a specific version of Terraform
use Switch a version to use
uninstall Uninstall a specific version of Terraform
list List all installed versions
list-remote List all installable versions
version-name Print current version
init Update environment to use tfenv correctly.
pin Write the current active version to ./.terraform-version
手順4
インストールしたいバージョンを確認する
tfenv list-remote
1.4.0-rc1
1.4.0-beta2
1.4.0-beta1
1.4.0-alpha20221207
1.4.0-alpha20221109
1.3.9
1.3.8
# 以下省略
手順5
該当のバージョンを指定してインストールする。rc1
、beta
、alpha
はデモタイプだと思われる為、使用しない方が良いかとおもわれます。複数インストールする事も可能です。
tfenv install 1.3.9
# v1.3.9 をインストールする
使わないバージョンは、下記のコマンドで消去可能です。
tfenv uninstall 1.3.5
Uninstall Terraform v1.3.5
Terraform v1.3.5 is successfully uninstalled
インストールしたバージョンを確認する
tfenv list
* 1.3.9 (set by /usr/local/Cellar/tfenv/3.0.0/version)
1.3.7
手順6
使用したいバージョンを適用する
tfenv use 1.3.9
# バージョンを切り替える
Switching default version to v1.3.9
Default version (when not overridden by .terraform-version or TFENV_TERRAFORM_VERSION) is now: 1.3.9
手順7
terraform
のバージョン確認コマンドを使用して、terraform
がインストールされている事を確認する。terraform
のバージョンが表示されれば、terraform
が使用できるかと思います。
terraform --version
Terraform v1.3.9
on darwin_amd64