今回は Azure Purview の分析情報 (インサイト) の機能を見ていきます。
参考: Azure Purview の分析情報についての理解
分析情報とは
これまで見てきた通り、Azure Purview は資産をスキャンし、メタデータを作成し、検索できるようインデックスを作成してくれますが、これらのメタデータや分類結果、また手動で構成した用語の利用状況などを分析情報として、見やすく提供しています。
資産の分析情報
Azure Purview が管理する資産の情報で、資産の種類や分類別、ファイルサイズ別など様々な観点からの情報が確認できます。
参考: アセットの分析情報
スキャンの分析情報
資産をスキャン結果が確認できます。
参考: スキャンの分析情報
用語集の分析情報
用語集の利用状況やステータスなどが確認できます。
参考: 用語集の分析情報
分類の分析情報
分類結果や分類がある資産、多く分類された種類の表示などがされます。
参考: 分類の分析情報
秘密度ラベルの分析情報
Azure Purview は Microsoft 365 の秘密度ラベル を資産のスキャン結果に適用することができ、その分析情報が表示されます。利用するには E5 ライセンスや管理者権限が必要であり、今回はまだ構成出来ていないため、データも残念ながらありませんでした。
参考: 秘密度ラベルの分析情報
ファイル拡張子の分析情報
資産が持つファイル拡張子の種類と数が表示されます。
参考: ファイル拡張子の分析情報
分析情報の利用
多くの分析情報はカードやチャート形式で表示されますが、一部の情報はより詳細が確認できます。
2. テーブル形式で情報が表示されるので、確認したいアイテムをクリック。
3. ここでは Blob ストレージを選択。ドリルダウン結果が表示される。さらにリンクをクリック。
このように分析情報から実際のデータまでドリルダウンしていく事が可能であり、状況に応じてトラブルシューティングなどにも役立ちます。
次回は REST API について見ていきます。