この記事では Bot Connector が提供するボットの分析機能について紹介します。
分析のセットアップ
分析機能は Application Insight を構成することで利用できます。
ボット作成時に Application Insight を設定する場合
1. https://portal.azure.com より「Web App Bot」を作成。ここでは「基本ボット (C#)」を選択。
2. Application Insight を有効にして「作成」をクリック。
既存のボットに Application Insight を設定する場合
1. リソースの追加より「Application Insight」を選択。
2. インスタンスの詳細を入力して作成。
3. 作成した Application Insights を開き、概要よりインストルメンテーションキーを取得。
4. API アクセスより「API キーの作成」をクリック。
5.「利用統計情報の読み取り」にチェックをいれてキーを生成。
6. 生成されたキーをコピー。
7. ボット登録を開き、「設定」をクリック。分析項目に上記で取得した値を設定して「保存」。
分析の利用
構成が終わっている場合、ボット登録の「分析」をクリックすると利用状況が確認できます。
分析レポートのフィルタ
分析結果は「過去 1 時間」「過去 24 時間」「先週」「先月」「過去 90 日」から選択できます。
またどのチャネルを分析するか指定できます。
総計
ユーザー数やアクティビティの合計を表示します。
リテンション
どの程度ユーザーがボットを再利用しているかを示します。
ユーザー
チャネル毎のユーザーの増減を示します。
アクティビティ
各チャネルを使用して送受信されたアクティビティの数を示します。
まとめ
分析を使うことでチャネル毎の利用状況は分かりますが、ボットの機能レベルの分析はできません。より詳細な分析については別の記事で紹介します。