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Azure Purview : スキャンルールセットの確認と編集

Last updated at Posted at 2020-12-27

今回は資産のスキャン時に利用されるスキャンルールセットについて見ていきます。

参考: スキャン ルール セットを作成する

スキャンルールセット

スキャンルールセットは、資産をスキャンする際に利用されるデータ分類のルールや、スキャン対象の拡張子など、複数のルールをまとめる役割があります。

サポートされているソースに対して既定のルールが存在し、カスタムする事可能です。

既存のルールを確認

まずは既存のシステムルールを確認します。

1. Azure Purview Studio より「Management Center」を選択し、「Scan rule sets」をクリック。既存のルール一覧が表示される。
image.png

2. AdlsGen2 ルールの「Version 1」をクリックし、現在の設定を確認。検索対象ファイルの拡張子や分類のルールが確認できる。
image.png

3.「Cancel」で画面を閉じ、「AzureCosmosDB」のルールも確認。こちらはファイルの拡張子設定はなく、分類のルールのみが確認できる。
image.png

カスタムルールの作成

次にカスタムルールを作成してみます。

1. 「New」をクリック。
image.png

2.「Source Type」で任意のデータソースを選択。ここでは「Azure SQL Database」を選択。任意の名前を指定し、「Continue」をクリック。
image.png

3. ルールの一覧より分類したいルールのみチェックを入れる。「Create」をクリックして作成。
image.png

4.「Custom」タブにて作成したルールを確認。
image.png

作成したルールを使ってスキャンを実行

1.「Sources」より「Azure SQL Database」のスキャンをクリック。
image.png

2. 必要な情報を入力して「Continue」をクリック。
image.png

3. スキャン対象を選択して、「Continue」をクリック。
image.png

4. ルールの選択画面で、先ほど作成したルールが表示されることを確認。
image.png

5. 作成したルールを選択。ウィザードを進めてスキャンを実行。スキャン一覧からもカスタムルールが使われている事が確認できる。
image.png

カスタムファイルタイプの設定

Blob や Azure Data Lake のスキャンルールセットなどではファイルの拡張子を選択できますが、独自のファイル拡張子をサポートすることもできます。

1.「Scan rule sets」より「New」をクリック。
image.png

2. 任意の名前を付けて「Continue」をクリック。
image.png

3. ファイルの種類選択画面で「New file type」をクリック。
image.png

4. カスタム拡張子の名前と、そのファイルがどの形式かを指定。システムファイルタイプに適切なものがない場合、カスタムの区切り文字を設定することも可能。
image.png

5. 設定を続けて完了する。

既定のルールは環境によっては多すぎて、スキャンのパフォーマンスを下げる要因となるため、必要に応じて最適化を行ってください。

次回は分類を見ていきます。

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