[備忘録] Overleaf 上で latexdiff を使用する方法

述べる内容

オンライン $\LaTeX$ エディタ Overleaf 上で2つのtexファイルの差分をPDF生成時に強調表示してくれるTeX用パーサー latexdiff を使う方法

方法

1. プロジェクト内に.latexmkrcファイルを作成
2. .latexmkrc内に以下のコマンドを追加（コンパイラをLaTeXに設定した場合）：

   $latex = "latexdiff main.tex main2.tex > maindiff.tex; uplatex %O  maindiff";
   

   ここで，main.texが改訂前のTeXソースファイル，main2.texを改定後のTeXソースファイルとする
3. main2.texを選択してコンパイルすると，コンパイル後のPDFはmain.texとの差分を表示してくれている

注意：SyncTeXには非対応

上記のコマンドラインを見てわかるようにリダイレクトを通して，maindiff.texというファイルを生成して，それをuplatexでコンパイルしている．しかし，生成されたmaindiff.texはプロジェクト内に直接生成されることはなく，差分のソースファイル見ることはできない．

したがって，生成されたPDFファイルとmain2.texの間で同期されていないため，PDFファイルをダブルクリックしてもその場所にエディタのカーソルがジャンプしてくれない．