こんにちは!
AIではないのですが、ReSharperというツールでコード整形(Code Cleanup)を使っただけで、コードレビューの質が劇的に変わった話を書きます。
結論:インデント・改行などの“くだらない指摘”がほぼ消えた
導入前のレビューは、技術的な話よりも
- インデントずれてます
- 改行は統一したいです
- private/protected/public の順番が揃ってない
- using 余ってます
- 命名規則違います
- スペースが…
- var に統一したい(or 明示的型で統一したい)
みたいな 形式的な指摘がレビューコメントの大半 を占めていました。
「本質的なロジックの議論をしたいのに、形式の指摘でレビューが終わる」
そんなストレスが常にありました。
しかし、ReSharperを使いはじめた結果…
形式的な指摘が体感 90% 減。
レビューが完全に「技術的な指摘中心」に変わった。
具体的に減った “くだらない指摘” 一覧
ReSharper の整形は単なるインデントだけではなく、C# の実務でよく起きる“差分ノイズ”をほぼ全て排除します。
▼ 実際に消えた指摘
- インデント揃ってません
- 改行多いです
- using まとめてください
- クラスメンバーの順番がバラバラです
- スペースが多い(or 少ない)
- Expression-bodied とブロック構文が混在してる
- var と明示的型が混ざってる
- ファイル末尾の改行がない・多い
- 命名規則が違う、Pascal/Camel が揃ってない
これらはすべて機械的に修正可能な “ノイズ” です。
人間が指摘するコストの方が高い。
だからこそ、自動化した瞬間に一気に消えます。
◆ Code Cleanup の設定:やったことはシンプル
設定した主なルール
- using の自動ソート+不要 using 削除
- インデントの統一
- var / 明示的型 の統一(チーム方針に合わせて)
- メソッド・プロパティの並び順ルール
- Expression-bodied vs ブロック構文の統一
- 命名規則統一(クラス、メソッド、変数)
- 空行の最適化
- ファイル末尾の改行調整
これだけです。
特に大きかったメリット:技術的な指摘の密度が上がった
形式指摘が消えると、レビューの性質そのものが変わります。
- アーキテクチャ的にこの責務は適切?
- Null 補足の判断は妥当?
- この例外処理は他と一貫している?
- このメソッドは大きくない?
- テストケース足りない?
など、品質に直結する本質的なレビュー時間が増える。
つまり、
「レビューの“量”ではなく“質”が上がる」
という理想的な状態になります。
まとめ:レビューの質を上げたいなら、まず ReSharper の整形ルールを統一すべき
コードレビューで疲れる最大の理由は
“本質的ではない指摘が多すぎること” だと思っています。
ReSharper の Code Cleanup を統一したら
- インシデント系(形式)の指摘がかなり減る
- 技術的なレビューに集中できる
- 差分が綺麗になりレビューが速い
- ミスの発見率も上がる
- チーム全体のコード品質が底上げされる
と、メリットしかありませんでした。
もしあなたのチームでも “くだらない指摘で疲れている” なら、
ReSharper の Code Cleanup を導入するだけで世界が変わります。