「あの時、もっと◯◯を勉強しておけば!」
社会人エンジニアになってから、何度この言葉を頭の中で繰り返したかわかりません。
その中でも特に強く思うのが、学生の頃にAWSやAzureをもっとガンガン使っておけばよかった、ということです。
学生時代、クラウドは「触れる環境」があった
学生の頃、AWSやAzureには
- 無料枠
- 学生向けクレジット
- 学内演習や自己学習用アカウント
など、「多少失敗しても許される環境」が普通にありました。
当時の自分はというと、
- 「資格勉強で軽く触っただけ」
- 「チュートリアルを一周して満足」
- 「お金かかりそうで怖い」
そんな理由で、本気で壊したり作り直したりする使い方はしていませんでした。
今思えば、あれほどもったいない時期はなかったなと思います。
社会人になって気づいた「触れないクラウド」
社会人になると、クラウドの扱いは一気に変わります。
- 本番環境がある
- コストにシビア
- 失敗すると影響範囲が大きい
- 「とりあえず試す」が許されない
結果として、
「知識としては知っているけど、実際に手を動かしたことがない」
という状態に陥りがちになります。
VNet、IAM、セキュリティグループ、ロードバランサー、監視設定……
どれも「説明はできるけど、ゼロから自分で設計した経験がない」まま仕事で触ることになりました。
本当は学生のうちにやっておくべきだったこと
今なら、学生時代の自分にこう言いたいです。
① AWS / Azure を「壊す前提」で使え
- VM を立てて、ネットワークをぐちゃぐちゃにする
- セキュリティ設定をミスって通信できなくなる
- 課金アラートを鳴らして冷や汗をかく
こういう 失敗込みの経験 は、仕事になってからだと本当にやりづらいです。
② Linux とセットで触れ
クラウドを触る=マネジメントコンソール操作、になりがちですが、
- SSH で入る
- ログを見る
- プロセスを見る
- ネットワークを確認する
このあたりを Linux コマンドと一緒に触っておくだけで、理解度が段違いになります。
「クラウド障害時に何もできない」状態は、だいたいここが原因でした。
③ AWS と Azure を比べろ
どちらか一方だけでなく、
- IAM の考え方
- ネットワーク設計
- リソースの命名・構造
を 両方触って比べると、「クラウドの共通概念」が見えてきます。
これは資格勉強だけでは、なかなか得られません。
資格は「触る理由」をくれる
今振り返ると、学生時代にクラウド系資格(AWS / Azure)を取ったこと自体は、悪くなかったと思っています。
ただし、
- 資格のために覚えた
- 実機をほとんど触らなかった
というのが反省点です。
資格はゴールではなく、
**「触るための言い訳」や「体系的に理解する地図」**として使うのが、一番強い使い方だったなと感じています。
これから学生になる人・学び直す人へ
もし今、
- 学生でクラウドを自由に触れる人
- 無料枠を持て余している人
- 「何を作ればいいかわからない」人
がいたら、声を大にして言いたいです。
クラウドは、雑に・大胆に・壊しながら使える時期が一番成長する
完璧な構成図も、きれいな設計も、後からいくらでも学べます。
でも「失敗しても許される時間」は、意外と短いです。
おわりに
「あの時もっとAWSとAzureを触っておけばよかった」
これは後悔ですが、同時に今どう学び直すかを考えるきっかけにもなりました。
過去の自分の失敗談が、誰かの一歩目の背中を押せたら嬉しいです。