Monaca の Android や iOS のアプリ設定画面で設定する パッケージ名
や App ID
には、共通の id
が使用されます。
すでに公式ストアへ登録しているアプリを Monaca で再開発するような場合、パッケージ名と App ID を個別に設定しなければいけないケースがあります。
このような場合、Monaca のアプリ設定画面では対応することができません。
パッケージ名と App ID を個別に設定する場合は、config.xml
ファイルを使用します。
パッケージ名と App ID を個別に設定する
Monaca のアプリ設定画面で設定したパッケージ名と App ID は、
config.xml
- widget タグ
- id
に設定されます。
パッケージ名と App ID を個別に設定する場合は、widget タグに下記の属性を設定します。
OS | 属性 |
---|---|
Android | android-packageName |
iOS | ios-CFBundleIdentifier |
<widget xmlns="http://www.w3.org/ns/widgets" id="com.example.helloworld" android-packageName="com.example.android" ios-CFBundleIdentifier="com.example.ios" version="1.0.0">
widget タグに android-packageName
と ios-CFBundleIdentifier
を設定することで、ビルドの際に設定した値でビルドされるようになります。
注意点 1
android-packageName や ios-CFBundleIdentifier を個別に設定した場合でも、id
属性に値を設定する必要があります。
Android 版カスタムビルドデバッガーでは、ビルドの際に id 属性を使用しているため、id 属性がない場合は、正常にビルドを行うことができません。
注意点 2
現在、Monaca で提供している Cordova 7.1 用プロジェクトの config.xml は、プロジェクトのルートに 1 つだけ存在する形式になっています。
旧 Cordova バージョンのプロジェクトから Cordova 7.1 へアップグレードを行なっている場合、config.xml が複数存在しているケースがあります。
config.xml が複数存在している場合は、プロジェクトのルート以外にある config.xml を削除して、プロジェクトのルートにある config.xml に設定を行う必要があります。
プロジェクトのルート以外にある config.xml を削除した場合は、アプリ設定画面の設定が初期化される場合があります。
その場合は、再度、アプリ設定画面から設定を行い、設定を保存する必要があります。