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AppSheetで簡単アプリ開発 ~vol4. 日報アプリを作る(ビュー編)

Last updated at Posted at 2024-02-26

はじめに

こんにちは、京セラコミュニケーションシステム 西田(@kccs_hiromi-nishida)です。

vol.4となる今回は、アプリの顔部分ともいえるビュー部分をカスタマイズします!
これでグッと使いやすいアプリに近づくと思うので、ぜひお試しください。

本記事は2024年2月ごろに作成しております。よって、引用している文章などはこの時点での最新となります。ご了承ください。
また、特別な記載のない限り、画像はGoogle AppSheet画面をキャプチャしたものとなります。

連載記事一覧

AppSheetで簡単アプリ開発 ~vol1. AppSheetって何ができる?
AppSheetで簡単アプリ開発 ~vol2. サンプルを使って作ってみよう!
AppSheetで簡単アプリ開発 ~vol3. 日報アプリを作る(データ準備編)
AppSheetで簡単アプリ開発 ~vol4. 日報アプリを作る(ビュー編) ★本記事★
AppSheetで簡単アプリ開発 ~vol5. 日報アプリを作る(Automation編)

この記事の対象者

  • AppSheetに興味のある方
  • AppSheetでアプリを作ってみたい方

ビューってなに?

今回の記事ではビュー部分のカスタマイズを行いますが、そもそもビューとは何でしょうか。

ビューとは、前回の記事で作成したデータの表示方法を設定する機能です。
ビューの設定画面は画面左側の赤丸箇所のアイコンを選択すると表示されます。

AppSheet

ビューの種類

記事執筆時点でビューの種類は11種類あります。
特徴を見ていきたいと思います。(サンプル画像は選択すると拡大表示されます)

種類 説明 サンプル画像
calendar カレンダー形式で表示します。
日・週・月表示が可能で、Googleカレンダーとの
連携も可能です。
AppSheet
deck デッキ形式で表示します。
画像があればそのサムネイル画像と文字情報を
あわせて表示できます。
AppSheet
table テーブル形式で表示します。
スプレッドシートやExcelのような見た目の表示が
可能です。beta機能ではありますが、
tableビュー上でデータを直接編集も可能です。
AppSheet
gallery ギャラリー形式で表示します。
写真がメインの場合に最適なViewです。
AppSheet
detail 詳細形式で表示します。
投稿内容を確認するような画面に適しています。
AppSheet
map 地図形式で表示します。
車のアイコンを選択するとGoogle Mapsが別タブで
表示され、現在地からの経路を確認できます。
AppSheet
chart グラフ形式で表示します。
グラフの種類は13種類用意されています。
※記事執筆時点(2024年2月)
AppSheet
dashboard ダッシュボード形式で表示します。
複数の要素を組み合わせた表示が可能です。
AppSheet
form フォーム形式で表示します。
データの入力、編集時に使用するViewです。
AppSheet
onboarding 画面全体にデータを表示し、Nextを選択すると
次のデータに移動します。カタログのような
Viewです。
AppSheet
card カード形式で表示します。
カードの種類も4種類から選択できます。
AppSheet

カレンダービューを追加する

現在はこのように、日報という1つのViewしかありません。
AppSheet

では、今作成しているアプリにカレンダービューを追加します。

Viewの追加

まず、PRIMARY NAVIGATIONの横のマークを選択します。
AppSheet

表示された画面のCreate a new viewを選択。
AppSheet

新しいViewが作成されました。
AppSheet

カレンダーViewの設定

作成したViewをカレンダーViewにします。

まずはView nameをカレンダーに変更し、View typeをcalendarにしてください。
AppSheet

これでカレンダーViewへの変更が行われました。
AppSheet

次に、カレンダー上に登録された日報の製造番号を表示したいと思います。
View OptionsStart dateEnd dateにそれぞれ日付を選択してください。

そして、Descriptionにはカレンダーに表示するイベント名となる項目を選択します。
今回は製造番号を選択することにします。

AppSheet

アプリのプレビュー画面を確認すると、カレンダーに製造番号の表示が追加されていることがわかります。
製造番号を選択→日単位のカレンダーに遷移→製造番号を選択→日報詳細画面へ遷移、という流れになります。
AppSheet AppSheet AppSheet

汎用的な項目の日本語化

アプリ内のOK・NGなど汎用的な項目は日本語にしたほうがわかりやすいですよね。
このやり方に関しては、vol.2の記事にて紹介しているので、やってみてください。

今回私は、以下を変更してみました。

  • Save → 保存
  • Cancel → キャンセル
  • This entry is required → 必須項目です

おまけ

最後におまけとして、アプリのテーマを変更してみましょう。

画面左の歯車アイコン→Theme & Brandを選択します。

AppSheet

Primary colorで好きな色を選択、または色の作成も可能です。
選択するとアプリの基本色が変更されます。

また、Header & FooterStyleを変更すると、この画像のプレビュー画面のようにヘッダーとフッターが選択した色になります。

AppSheet

色が変わるだけでも結構印象が変わりますよね?

このページではアプリのロゴを変更したり、フォントを変更したりできるので、色々触ってみてください。

次回予告

最終回ではワークフローの作り方紹介したいと思います!
日報が登録されたら、指定した人に登録されたことを知らせる仕組みを作成します。
お楽しみに!

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