TensorFlow (GPU)のビルドは時間がかかるため、できる限りCPUを積んで並列処理したい。
しかし、ビルドするには何らかのGPUを接続している必要があるようだ。
ところが、GPUを搭載すると、1個あたりのGPUに対して、積めるCPUの個数に制限がかかってしまう。
そのため、できるだけ安く、搭載可能なCPUの数が多いGPUを選びたい。
以下に、GCPにて利用可能なすべてのGPUと、その料金、CPU個数制限等を列挙する。
TensorFlow (GPU)ビルド時に指定するCompute Capabilityも明記した。
なお、料金はus-central1リージョンにおけるものである。
| GPU | 料金 | CPU個数制限 | Compute Capability |
|---|---|---|---|
| Tesla T4 | $0.35/時間 | 24 | 7.5 |
| Tesla V100 | $2.5/時間 | 12 | 7.0 |
| Tesla P100 | $1.5/時間 | 16 | 6.0 |
| Tesla P4 | $0.61/時間 | 24 | 6.1 |
| Tesla K80 | $0.46/時間 | 8 | 3.7 |
上表より、TensorFlow (GPU)をビルドする場合は、
「Tesla T4 × 4, CPU × 72」（メモリ等含めトータルで$3.5/時間）
がおすすめである。
なお、「Tesla T4 × 3」は選択できない。