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AWS Community Builder になってから初めて行った AWS re:Invent を振り返る

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みなさまこんにちは。@kazzpapa3 と申します。

AWS Community Builders Advent Calendar 2025 16日目の記事として投稿しますが、ポエム要素が強めです。

Who ?

AWS のパートナー企業のテクニカルサポートエンジニアとして働いています。

所属企業は AWS のリセラーという立場に位置していて、いわば AWS からアカウントを仕入れて再販する、という立場にあたるのですが、リセラーとしての責務の一つにエンドユーザー様のサポートをリセラー企業が担わなくてはならない点があります。(構造的には、エンタープライズサポート契約を結んでいるのは弊社である、という位置付けのため)

そのため、AWS のテクニカルサポート所属ではないものの、AWS をお使いのお客様のお困りごとや障害が疑われる事象のトラブルシュートの支援をしていて、一利用者でもなく、AWS の中の人でもない中間地点から見える風景などを、機会があれば登壇したりしています。

また、AWS の ユーザーコミュニティでもある JAWS にも関西周辺でよく参加しており、地方支部の一つである JAWS-UG 神戸支部 の運営メンバーの一人でもあります。

AWS Community Builders プログラムでは 2 年生で Cloud Operations カテゴリとして選出いただいています。

3 年ぶり 2 度目の AWS re:Invent への現地参加

AWS re:Invent への現地参加は 3 年ぶり 2 度目となります。
3 年前は COVID-19 が収束しかけではあるものの、やや参加者も少ない時期に相当したようでした。

また、その頃、JAWS などのコミュニティへの参加もあまりしておらず、AWS Community Builders プログラム自体を知らなかった頃なので、Workshop を中心に周り、Expo でカタコトの英語や筆談でなんとか乗り切って現地の雰囲気を感じて帰ってきました。

今回、ユーザーグループの運営メンバー向けのプログラムである AWS User Groups の一員であったり、 AWS Community Builders となっている状態で AWS re:Invent に参加したことで AWS の技術要素以外にも人と人の交流の観点での広がりを感じた現地参加でした。

AWS のグローバルなプログラムがもたらす交流

日本では AWS Top Engineers や AWS All Certifications Engineers なども有名なアワードですがこれは日本独自のプログラムです。
他方で AWS Community BuildersAWS User Groups はグローバルなコミュニティプログラムとなっているため、世界中に AWS Builders がいます。

日本のコミュニティマネージャーである沼口さんからことあるごとにグローバルなプログラムであることは伺っていましたが、日本国内にいると少々実感が薄かったところがありました。

今回、グローバルなプログラムのメンバーとなって AWS re:Invent へ参加してみたところ日本以外の地域の方々との交流ができるさまざまなミートアップの場を AWS コミュニティプログラムが用意してくれていることを知りました。

期間中 AWS Community Hub として展開されていた Buddy V's というお店 AWS Community Builders re:Invent 2025 Mixer でのひとコマ 沼口さんからの日本のユーザーグループの紹介シーン
神戸のロゴはやっぱりかっこいい

惜しむらくはどうしても日本人同士で固まってしまったところですが、次回機会があればぜひ交流をしてみたいと思います。

また、APAC としての単位でミートアップが行われることが多いようで、各地の AWS Community Day への登壇などもできていたりすると、こういった場で再会するなど横のつながりが増えていきそうだと感じたので来年もめげずにチャレンジしていきたいと思います。

つながることの面白さと心強さ

今回、所属企業から連れて行ってもらっていますが、個人として見たいもの聞きたい話を中心に回っていました。

そんな中、すれ違う方々が日本の各地のコミュニティの場でお会いしたことのある方が多く、アメリカの地で一人でいろんなセッションを回っているのに知り合いに多く会うという現象が面白く、前回では感じられなかった風景でした。

世間話や近況報告などもしつつも、良かったセッションや SWAG などの情報交換もでき、自分では見たり回ったりしきれない膨大な量のコンテンツを無理に回らなくても、後できっとあの人がブログを書いてくれるだろうからここは任せよっかな、という感じで無理にガツガツしなくても良い余裕が生まれました。

さらに今回、一瞬パスポートと離れ離れになってしまうトラブルがありました。そんなやらかしを笑い飛ばしながらも相談に乗ってもらえたり、帰国してから書いたブログをツイートしていたものに対して、パスポートの管理や領事館へいざ行くときのための準備物について、さまざまな知見が集まりました。
もちろん会社もさまざまなサポートをしてくれましたが、同じものを愛好する仲間が日本にもラスベガスに渡航中にもいる、という状況は心強かったです。

やらかしの件は会社のブログに書いています。

AWS Community Builders で少しだけ世界を広げてみよう

AWS Community Builders プログラムは審査はあるものの、自薦で応募ができる仕組みになっています。
また AWS Top Engineers や AWS All Certifications Engineers のように所属企業が要件になっているわけでもないため、全人類に対して開かれたプログラムです。

個人的に、多少 AWS Community Builders というプログラム名称が誤解を招いている可能性があるな、と思っているのですが、コミュニティの運営である必要はありません。(「コミュニティをビルドする人たち」という意味合いで捉えて勉強会グループの運営者である必要は必ずしもない)

AWS Builder Center での AWS Community Builders ページでの FAQ からの抜粋ですが、以下のように書かれており、他の AWS 利用者にとって有益で正確な情報発信が条件となっています。

AWS Community Buildersプログラムメンバーになるための条件は何ですか?

年に一度の選考を通じて、合格者には年に一度招待が送られます。プログラム参加にあたって特別な要件はありませんが、ブログ記事や動画、オープンソース活動、プレゼンテーションなどを通じて、他のAWS Builderを支援する技術的な取り組みの実績とその正確性が重要な評価基準となります。リンクは一般に向けて公開されている必要があります。

個人的な感覚ですが、「AWS コミュニティへの積極的な関与と貢献」とありますが、それはコミュニティイベントや勉強会への参加を直接的に指しているわけではないと考えています。
他の AWS 利用者にとって有益で正確な情報発信が、回り回って AWS コミュニティに環流する、という捉え方が合っている気がします。

AWS Community Buildersプログラムメンバーに求められていることは何でしょうか?

プログラムメンバーには、バーチャル通話や学習機会への参加、教育活動、技術コンテンツの共有・作成を継続することで、AWS コミュニティへの積極的な関与と貢献、そしてAWSに関する継続的な学習意欲を示すことが奨励されています。

おわりに

技術的な理解や学習は一人でもできなくはないと思います。
ただ、同じものを愛好する仲間が日本にも海外にもいるという心強さは得難いものだと今回再実感したので AWS re:Invent 2025 での体験を綴ってみました。

ではまた、どこかのコミュニティで!

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