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Node-REDの本質を1枚のイメージにしてみた

Last updated at Posted at 2019-05-22

TL;DR

  • Node-REDを1年ぐらい使ってみて、自分がNode-REDの本質だと思うものを1枚のイメージにしてみました。

経緯

Node-REDをアピールしている中で、以下のようなことがよくありました。

  • 何ができるの?と聞かれて、一通りなんでもできるよと答えても :worried: という顔をされる
  • 何が強いの?と聞かれて、いろんなものを簡単に繋げられると答えても :worried: という顔をされる
  • どこで使われているの?と聞かれて、様々な場所で使われていると答えても :worried: という顔をされる
  • なんでも簡単にできるっていうけど、それってそのままじゃ何も出来ないってことじゃないの?と言われて、自分が:worried: という顔になる
    • (汎用性の高さと特徴が無さそうという印象から) Excelみたいなもんか と言われたこともありましたw
  • :worried:->:heart_eyes:をするためには、どうすればよいかを考えてみました。

まず本質と思うものを1行で表してみる

  • Node-REDの本質を1行で答えよ!!という問いになんと答えるかを考えてみた
    • いろいろ考えた経緯はあるものの、自分なりの結論は↓
    • 様々なものと簡単に連携できること
      • 様々、簡単、連携とは何かを整理するために絵を書く

# 出来上がったイメージ
node-red.png

## 全体の説明

  • まず中央にNode-REDがあり、よく連携される4つのカテゴリーがある
  • もともと4つのカテゴリーは、ある程度連携されている
  • Node-REDはこの4つと自由に連携でき、かつ元々の連携に介入し、さらなる別の連携を加えることもできる
  • RaspberryPiやIFTTTなど、いくつかの要素は更に別の要素とつながるハブとして機能する

4つのカテゴリー

  • ユーザ
    • Node-REDを開発する人やシステムを利用する人のカテゴリー
    • 開発者はもちろん、利用者、運用者、一時的に利用するゲストなどが含まれる
    • 開発者以外は、Node-REDであることを意識しない可能性もある
  • クラウド
    • インターネットを介して広く一般に公開されているクラウドサービスのカテゴリー
    • IFTTT、Line、Twitterなどが含まれる
  • ソフトウェア
    • 一般的なプログラムやDBといったソフトウェアのカテゴリー
    • 自作プログラムやOSの機能、市場パッケージなどが含まれる
    • 企業であれば社内システムや基盤/基幹系システムも含まれる
  • ハードウェア
    • 物理的な機器のカテゴリー
    • RaspberryPi、センサ、スマートスピーカーといった機器が含まれる

元からあるライン

  • A : ユーザとハードウェア
    • 例:人感センサでの人の検知やスマートスピーカーへの呼びかけと応答など
  • B:ハードウェアとクラウド
    • 例:スマートスピーカーがネットから情報を取得したり、クラウドサービスにデータを登録したりするなど
  • C:クラウドとソフトウェア
    • 例:自分のプログラムからクラウドサービスを呼んだり、各種botなど
  • D:ソフトウェアとユーザ
    • 例:プログラムの起動と結果の収集。DBへの問い合わせやコマンドの実行など
  • E:ユーザとクラウド
    • 例:LineやTwitterの利用。IFTTTを使ったサービス連携など
  • F:ソフトウェアとハードウェア
    • 例:プログラムを使って電子機器を制御するなど

Node-REDとつながるライン

  • ①:ユーザとの連携
    • HTTPのレスポンスやダッシュボードでUIを実現
    • Webサーバの機能を持ち、HTMLを返すだけでWebページが作れる
    • ダッシュボード機能を入れると、いい感じのダッシュボードがすぐに作れる
    • 簡単
  • ②:ハードウェアとの連携
    • RaspberryPiに標準搭載されていて、GPIOはなにもしなくても入っていて制御できる
    • GoogleHome/AmazonAlexaはノードやBridgeがあり、簡単に連携できる
    • センサーをつないだり、LEDを点灯させたりできる
    • MQTTが活躍する。。。らしい。 まだ使ったことない
    • 簡単
  • ③:クラウドとの連携
    • LineでもSlackでもTwitterでも有名所は誰かが作ってくれたノードでだいたいいける
    • 専用ノードがなくても、WebAPIさえあれば、functionノードやカスタムノードでOAuthとかWebHookなどを使っていくらでも送受信できる
      • HTTP、WebSocket、FTP、Bluetoothなど色々な規格が使える
    • 簡単
  • ④:ソフトウェアとの連携
    • DBとかファイルとかdockerとか探せば扱えるノードがいくらでもある
    • 究極的にはNode-REDからコマンドが実行できるので、なんとでもなる!!
    • 簡単
  • ⑤:実現の容易さ

結論

  • Node-REDは様々なものと簡単に連携できる
    • 様々=ユーザ、クラウド、ソフトウェア、ハードウェア
    • 簡単=何をするにも、1,2日ぐらいでできる
    • 連携=専用ノード/HTTP/WebSocket/コマンド/独自規格などに柔軟に対応可能
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