TL;DR 忙しい人向け
下記を実施すればよい。
ただし、すでに被害を受けているなら元に戻してから。
reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer" /v DisablePersonalDirChange /t REG_DWORD /d 1 /f
免責
本操作はレジストリを編集するものであり、誤った操作によりシステムが不安定になる、または起動しなくなるなど深刻な障害を引き起こす可能性があります。
実施にあたってはリスクを十分にご理解のうえ、必ず自己責任で行ってください。
万一本手順を実行した結果生じた如何なる損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。
本編
知る人は知るが、OneDriveとは本当に厄介なMS謹製ウィルスソフトである。
標準5GBしかない容量のクラウドへドキュメント
やらピクチャ
をアップロードしようとし、当然足りずににっちもさっちもいかせなくするなど、
正しく対処できる人間以外には、迷惑な相手なのだ!
この怪人…じゃねぇや。ソフトウェアは、時折、「クラウドにアップしません?」とポップアップを出して、上記の事態を引き起こす、迷惑な相手なのだ!
油断しているとこういう事態になると知っていたとしてもついうっかり実行してしまったりする。
うっかりさんにとっては、迷惑な相手なのだ! (天丼)
ではこいつを制御しただのクラウドとして稼働させるにはどうすればいいか?答えは冒頭にもある通り、下記を実行することである。
reg add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer" /v DisablePersonalDirChange /t REG_DWORD /d 1 /f
もしくは下記をregファイルとして保存してクリックする。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer]
"DisablePersonalDirChange"=dword:00000001
すると、移行させようとする画面は出はするが、出来ない旨が表示され、平穏が保たれる。
なお、すでに被害を受けている場合は、既存のローカル位置に戻してから実施すること。
詳解
本レジストリを登録すると、ドキュメント
やらピクチャ
の実体フォルダがある場所を移動できなくなる。
つまり、それらフォルダのプロパティを開いた際の場所
で編集したりできる実体フォルダの位置を編集できなくする働きがあるのである。
適用前
適用後
ディスク容量不足などの際に移動させたいときはレジストリの値を0にするか消せば再度移動可能になる。
つまり、実体フォルダの移動が禁じられるからユーザもOneDriveも動かせないので平和なのである。
移動させたい時などそうそうないので、新規PCの立ち上げ時には先ほどのレジストリ編集をデフォルトで実施しておけば安心である。
全くアポロ…ではなくOneDriveは迷惑千万である。ただのクラウドクライアントであってくれ。
情報ソース
基本情報と図
https://answers.microsoft.com/ja-jp/msoffice/forum/all/onedrive%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7/0b992e55-afd2-4866-bc8e-2c2175d7eb97
図
https://partition.aomei.jp/articles/move-documents-folder-to-another-drive-windows-10.html
編集後記
OneDriveを有効にしつつ、事故防止できねぇかなぁとChatGPTとかに聞きながら調べたら、ソースの情報にたどり着いたので紹介記事を書いた。
アポロガイストの天丼は許して。