概要
UnrealEngine5のテンプレートプロジェクト「バーチャルリアリティ」で発光するマテリアルを作成した時、うまく発光させることができずつまずいた時の事を記事にまとめます。
(VR環境でのLumen / Naniteは現在正式には対応されてない?ぽいので正式採用されたらこの方法は必要無くなるかもしれません。参考程度でお願いします)
本文
2024年2月現在、LumenとNaniteはforward shadingでは機能しないようです。
編集 > プロジェクト設定 > エンジン - レンダリングを開いて、フォワードシェーディングをOFFにするとVR環境でもLumenとNaniteが使えるようになります。
おまけ
Lumenが正常に動いた時の設定例を添付します。上手くいかない時は参考にしてみてください!(必須の設定ではありません)
「インスタンス化ステレオ」をONにするとHMDの左右の画像について片方の画像をもう片方に使い回す事で処理負荷を大きく減らすことができるようです。正確な描写を犠牲にするので納得できない時はOFFにします。
「レイトレースによるシャドウ」をONにするとLumen使用時、細かい凸凹の影が正常に描写されないことがあるようです。
MSAAサンプルカウントも適宜調整します。
参考リンク
Definitive Guide to Lumen & Nanite Usually Working Pretty Good for VR in Unreal Engine 5.1
Unreal Engine 5.3 VR with Lumen : Optimizing and Troubleshooting