はじめに
MSX用周辺機器の作り方を公開しているMSXmakerのプロジェクトを見ていると、ファミコンのカーリッジスロットに接続して利用する3.5インチディスプレイをMSX用ディスプレイに改造する記事を見つけました。
スターニャン(元スターマン)さんのX.comでの書き込みをまとめたようです。
丁寧な解説ですので、翻訳ソフトを使って説明通り作業すると改造できるかと思います。
改造したLCDに接続したカートリッジが壊れるとの報告があるそうです。
LCDの使用は自己責任でお願いします。
それでは、作製のポイントを。
作製のポイント
電子工作に慣れている方には当たり前のことが多いですが。
- 部品に付着しているクッションのついた両面テープは丁寧に外した後に、粘着テープのつるつるした方に張り付けておくと再利用可能
- 上部のコネクタを温存したいときは、ピンセットやラジオペンチを使って、端子を1本づつ引き抜く
- 基板のコネクタの端子を切り取るときは、傷がつかないようにマスキングテープなどで養生しておく
- 基板上の配線をカットするときは、カット部分以外をマスキングテープなどで養生しておく
- ショートや断線がないか、作業ごとにテスターで導通を確認する
MSXMakerのページに説明がありますが、再度確認
- 50ピンのコネクタをつける前に、赤色と黒色の配線のはんだ付けを行っておく
- 50ピンコネクタの真ん中あたりのピンは基板とはんだ付けせずに、リード線を接続する。はんだ付けの後は、ピンが基板の端子とショートしないように、絶縁しておく。説明では、黒色の熱収縮チューブをかぶせている
- カートリッジのフタに傷がつかないように、基板のねじ穴を削る。太めのドリルビットがない場合、加工は棒状のやすりでも加工可能
おわりに
ビデオ入力に対応した専用ディスプレイが完成しました。
Raspberry pi用HDMI入力に対応した3.5インチLCDを使って、類似のディスプレイができないか妄想しています。