はじめに
(早急にやり方が知りたい方は**「クレジットカードなしで外注する」**まで飛んでください。)
最近、趣味でちょっとした工作をする際などに使用する基板を作りたいと思うようになりました。緑や黒のプリント基板って高級感ありますし、製品みたいでかっこいいですよね。
基板を作る手段
そこで、基板を自作しようと考えたところ、私の環境では主に以下の3つの方法が挙げられました。
######1. ユニバーサル基板にすずめっき線で配線
######2. CNCで生基板をドリルやエンドミルで加工
######3. プリント基板を中華メーカーに外注
1.と2.については、小規模なものは問題なくできますが、両面基板や表面実装部品がある場合は製作の難易度が上がります。ユニバーサル基板は耐久性の維持が難しく思われますし、CNCだと各工具の切り込み深さや加工時の原点取りなどで加工ミスしてしまうことが考えられます。
ということで3.の「プリント基板を中華メーカーに外注」を目指して進めていきます。
早速pcbgogoで手続き
中華の基板外注メーカーはたくさんあります。今回はpcbgogo (https://www.pcbgogo.jp/) を利用しました。サイトが日本語で必要事項などを記入しやすいからです。
早速会員登録してアカウントを作成します。基板の仕様など必要事項を入れて見積もりします。これらについては多くの方が議論されていますので「基板外注 やり方」などで検索してください。
しかし、ガーバーデータの確認が通ったところで発注しようとするとクレジットカード番号の入力を求められます。
####ちなみに私はクレカは持っていません…
しかし、クレカがなくても外注はできます!その体験を以下に記載していきます。
クレジットカードなしで外注する
前置きが長くなってしまいましたが、結論から申し上げると「バニラvisaカード」(https://www.vvgift.jp/) を使用します。
端的に言うとクレジットカードのプリペイドカード版です。ファミマなどでこれを**必要な金額分購入し、クレジットカードの代わりとすることができます。**今回は3000円分購入しました。
しかし、オンラインショッピングで使用する際は、**バニラvisaのホームページよりカードの登録を行う必要があります。**今回の基板外注もその対象です。(https://vvgift.jp/online.action#nbb)
登録が完了すると「Online Shopping OK!」の赤いリボンが添付されます。
これで3000円分のクレジットカードとして使用することができます。paypalを通してpcbgogoへ入金するのでpaypalアカウントも作ります。
paypalのアカウントも作成したらバニラvisaのカード番号を入力し、発注を行います。カードを購入した金額分通常のクレジットカードと同じように扱うことができるので、クレジットカードがなくても基板外注することができました。
pcbgogoは製造進捗を細かく見ることができて便利ですね。
また、バニラvisa側ではカードの残高と使用履歴を見ることもできます。
今回基板外注にかかった総額は基板代(¥550)+送料(¥1650)+paypal手数料(¥101)の¥2301でした。
残高を確認すると699円となっているため、正常に取引できていることが確認できます。
余ったバニラvisaの残高は、visaカードが使えるお店であれば利用できますし、次の外注に使う事もできるため融通が利くのが良いですね。
以上、クレカがなくても基板外注する方法でした。