はじめに
この記事は、Webex Advent Calendar 2021の記念すべき1日目 として投稿しています。
こんにちは 、いよいよ2021年も残すところ後1ヶ月ですね。
そして、毎年言っているような気もしますが 、またしてもこの時期に帰ってきました。
そして、帰ってくるカレンダーが若干いつもと違うような気もするは気にしないでください。
ちなみに、去年までは、Cisco Systems Japan Advent Calendar シリーズに参戦してました。
(今年もそちらにも参戦する予感・・)
さて、今回は、Webex Advent Calendar という事で、この後は高度な Webex の使い方で
あったり、Webex のAPI/SDK を利用してこんな事出来ました! とか、Webex デバイスの
マクロを使ってビデオ会議をより便利にしたり、外部機器を制御したりするといった
ネタが上がってくると思います。
そこで、初日は Webex のインテグレーションのはじめの一歩として、
Webex for Developers という開発者やAPI/SDK を利用したいエンジニアのための、
ポータルサイトを紹介します
そもそも、Webex って何?という方は、ぜひ以下の Webex.comも一緒に参照してください。
新しく生まれ変わった Webex の情報も一緒に確認することが出来ます。
Webex のインテグレーション
Webex は、単に Web 会議システムとして利用出来るだけでなく、プラットホームとして、
Web会議はもとより、その他にも、イベントであったり、メッセージング(チャット)、
コーリング(電話)、ビデオ会議(ビデオ端末)、そして、コンタクトセンターといった
機能を幅広く持っています。
まさに、これからの新しいコラボレーションを支えるクラウドのプラットホームになります。
そして、このプラットホームはパワフルな API や SDK を豊富に備えていて、他のシステム
ともシームレスに連携が可能になって、ユーザの利用シーンをどんどんと広げてくれます。
これらの APIを使って、例えば社内ポータルと連携して会議予約アプリケーションを作って
みたり、integration Platform-as-a-Service (iPaaS)とBotを連携させることにより
簡単な業務フローの自動化をやってみたり、Webex 側から必要な情報
(参加者やメッセージ内容、録画データ等)を引いてきたりしてデータを利活用すること
も出来ます。また、SDK を利用することにより、お客様のポータルのアプリケーションに
Webex(ビデオ画面など) を組み込んで、あたかもお客様のアプリの中にWebex
が入っている(そもそもユーザはWebex と気づかない)ような実装も可能です。
インテグレーションの実例としては Webex App Hub にエコシステムパートナー様が
既に作った連携ソリューションなどがあるので、そちらで確認することが可能です。
ぜひこちらも参照頂ければと思います。
Webex for Developers
これから Webex のAPI/SDKを使って、ちょっとしたインテグレーションをしてみたいな
本格的にソリューションを作ってみたいな といった方のために Webex では Webex for Developers (developer.webex.com)をご用意しています。
基本的には、こちらのサイトに必要なAPI/SDK 情報が集約されています。
ログインしなくても各種ドキュメントの確認などは可能ですが、APIコールなどの
テストをする場合はログインが必要になります。Webex のアカウントがあれば(フリーでも可)、
そのアカウントで Webex for Developers にもログイン出来ます。
画面上部の " Documentation " からは、各種API/SDK のドキュメントや REST API の
基本情報等を参照することが出来ます。"Blog" からは関連するブログが記事を参照すること
が出来て、"Support" からはサポートへの問い合わせが(chat,email)
が出来るようになっています。 (こちらへのお問合せは英語になっています)
こちらのサイトは英語になっておりますが、ブラウザの翻訳機能を使って日本語表記
させることにより、ある程度の参考になるかと思います。
"Documentation" の中身としては以下のような内容になっています。
Build | APIs | SDKs |
---|---|---|
Platform Introduction | Getting Started | iOS |
Embedded Apps Overview | REST API Basics | Android |
Buttons and Cards | Compliance | Browser |
Integrations | Webhooks | Node.js |
Guest Issuer | Webex APIs | Java |
Promote your App | - Admin | Community |
- Calling | ||
- Meetings | ||
- Messaging | ||
- Webex Assistant Skills | ||
- Full API Reference | ||
API Catalog | ||
・Developer Community --> Cisco Community のコラボレーションサイトへ | ||
・Certifications --> 技術者認定サイト(下記試験)へ |
(Developing Applications for Cisco Webex and Webex Devices v1.0 (300-920))
Webex APIsの Admin, Calling, Meetings, Messaging, Webex Assistant Skills
のAPI については、それぞれ Overview(APIの概要), Guide(APIの説明), Reference
(実際のAPIの情報)があります。例えば Messaging のAPI の Referenceを参照すると、
MessagingでサポートされているAPIの一覧が参照出来ます。
更にそのAPIを選択すると、より詳しい情報と Method が参照出来ます。
Messaging の API の Rooms を選択した場合
Messaging の API の Rooms で GET(List Rooms)を選択した場合
更にここから Method を選択すると、具体的なアクションと書式が確認すること
が出来ます。
ここでは、List Rooms を使って 私のフリーアカウントの Webex にある Messaging の
スペースの情報をGETしてきています。
必要なパラメータを入れて "Run" を実行することにより、Request/Response を確認
することが出来ます。Response では、成功したという事で Status も200/OK が
返ってきているのも確認すること出来ます。
下のスクショは私の Webex App (クライアント)の画面になります。
この中で "たかだかずお の Webex スペース" や "test mail" などが Response にも
入っていることから情報をうまく GET したと確認することが出来ます。
このように Webex for Developers ではたくさんの情報とテスト出来る環境を
用意しています。ぜひ、皆さんも一度こちらのサイトを覗いてみてください。
きっと、いろんな発見があると思いますよ
さいごに
最後まで読んで頂き有難うございました
今回は、Webex に絡んでインテグレーションや開発をしてみたいといった方のために
Webex for Developers をご紹介させて頂きました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
まだ、少し早いような気もしますが、みなさまにおかれましてもお体には気をつけて、
楽しいクリスマスと良いお年をお迎えくださいませ
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