[SQL] 特殊なデータ取得

昨日に引き続きSQLの記事です。
データ取得の続きについて書きます。

#特定の文字や数値を含むデータの取得
以下のテーブルを例に挙げて考える。

テーブル名:menue

number	name	price	category
1	ショートケーキ	200	デザート
2	チョコケーキ	250	デザート
3	コーヒー	120	ドリンク
4	チョコマフィン	150
5	コーヒーゼリー	150	デザート

##LIKE演算子とワイルドカード
###LIKE演算子
「ある文字を含むデータ」を取得したい場合に用いる。
「～のような」という意味を持つ。

「指定したカラムが〇〇を含むレコード」という条件となる。

###ワイルドカード
「どんな文字列にも一致することを指す記号」のこと
「%」を用いる。

以下の表に条件と記述法を表す。

|条件|記述|
|:---:|:---:|:---:|
|全一致|"%文字列%"|
|前方一致|"文字列%"|
|後方一致|"%文字列"|

SELECT カラム名
FROM テーブル名
WHERE カラム名 LIKE 文字列;

【全一致の場合】

sample1

SELECT *
FROM menue
WHERE name LIKE "%ケーキ%";

number	name	price	category
1	ショートケーキ	200	デザート
2	チョコケーキ	250	デザート

【前方一致の場合】

sample2

SELECT *
FROM menue
WHERE name LIKE "チョコ%";

number	name	price	category
2	チョコケーキ	250	デザート
4	チョコマフィン	150

【後方一致】

sample3

SELECT *
FROM menue
WHERE name LIKE "%ケーキ";

number	name	price	category
1	ショートケーキ	200	デザート
2	チョコケーキ	250	デザート

##条件を満たさないデータを取得
###NOT演算子
「〇〇を含まないデータ」や「〇〇に一致しないデータ」のような条件で
データを取得したい場合に用いる。「否定」を意味する。

SELECT カラム名
FROM テーブル名
WHERE NOT カラム名 LIKE 文字列; 

sample3

SELECT *
FROM menue
WHERE NOT name LIKE "%ケーキ%";

number	name	price	category
3	コーヒー	120	ドリンク
4	チョコマフィン	150
5	コーヒーゼリー	150	デザート

また、条件に比較演算子と数値を指定することも可能。

SELECT カラム名
FROM テーブル名
WHERE NOT カラム名　比較演算子　数値; 

sample4

SELECT *
FROM menue
WHERE NOT price > 200; 

このときの条件は、「priceが200より大きい (満たす)」を否定しているため
「priceが200より小さい(200以下)」という条件になる。
ちょっとややこしいですが...汗

number	name	price	category
1	ショートケーキ	200	デザート
3	コーヒー	120	ドリンク
4	チョコマフィン	150
5	コーヒーゼリー	150	デザート

##カラムに何も保存されていないデータの取得
###NULL
「中身がなにか分からない状態」のこと
データベースでは「何のデータも保存されていない場合」に用いる。

###IS NULL
「指定したカラムがNULLであるデータ」を取得する場合に用いる。
「～がNULLである」という意味を持つ。

SELECT カラム名
FROM テーブル名
WHERE カラム名 IS NULL;

sample5

SELECT * FROM menue
WHERE category IS NULL;

number	name	price	category
4	チョコマフィン	150

###NOT IS NULL
「指定したカラムがNULLでないデータ」を取得する場合に用いる。
「～がNULLでない」という意味を持つ。

SELECT カラム名 
FROM　テーブル名
WHERE カラム名 NOT IS NULL;

sample6

SELECT * FROM menue
WHERE category NOT IS NULL;

number	name	price	category
1	ショートケーキ	200	デザート
2	チョコケーキ	250	デザート
3	コーヒー	120	ドリンク
5	コーヒーゼリー	150	デザート