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格安IoT向けSIM 1NCE をSIM7080Gで使えるかテストしてみた

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知り合いから1NCEのSIMを教えていただいたので、早速購入して、弊社で販売中のRaspberry pi 用LTE-Mハット(SIM7080Gを搭載)でテストしてみました。

1NCEについて

※ChatGPTより

1nceは、IoT(モノのインターネット)およびM2M(マシン間通信)市場向けのグローバルなネットワークおよびコネクティビティサービスを提供する企業です。
1nceのSIMカードは、グローバルなローミングに対応しており、世界約100か国で利用できます。

また、1nceのSIMカードは、1つのプランで複数の国で利用することができるグローバルなサービスも提供しています。
1nceのSIMカードは、高品質のネットワーク接続を提供するため、主要な回線キャリアのネットワークを利用しています。
日本国内では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのネットワークを利用することができます。また、1nceはSIMカードの種類によっては、LTE-MやNB-IoTなどのIoT用のネットワークにも対応しています。
1nceのSIMカードは、IoT用途に最適化された設計となっており、低消費電力で長時間の運用が可能です。
また、1nceはAPIやポータルなどの開発者向けのツールを提供しており、IoTサービスの開発や運用に必要な機能を簡単に実装することができます。
1nceのSIMカードは、IoT向けのサービスを展開する企業や、自社製品にIoT機能を搭載する企業などに最適な選択肢となります。1nceのSIMカードを利用することで、グローバルな展開が容易になり、IoTサービスの拡大や新規事業の立ち上げに役立ちます。
後の方に書いていますが NTTドコモ のネットワークは使えませんでした。

1nceのホームページ
購入もこちらから出来ます。

料金プラン

1NCE IOTフラットレート

※ 1nceのホームページより

全てが2,000円で
1NCE IoTフラットレートは、2,000円で10年間のIoT接続ができます。
しかも追加費用無しの一括払いです。

  • 最大1Mbpsで500MBのデータ量
  • 250通のSMS
  • SIMカード
  • 世界100ヵ国以上のグローバルカバレッジ
  • すべての通信規格 (2G、3G、4G、LTE-M、NB-IoT)
  • IoTコネクティビティ マネジメント プラットフォーム
  • REST API
  • APN
  • OpenVPN
  • 1NCE OS
  • カスタマーサービス
    柔軟性:ユースケースによって、より多くのデータ量が必要な場合は追加チャージすることができます。
    追加チャージを都度申し込むか、カスタマーポータルでオートチャージを設定できます。

つまりトータルで500MBのデータ量までは購入時の2,000円だけで追加料金無しで使えるみたいです(ただし10年間)。

500MBのデータ量ってピンとこないかもしれませんが
私が過去に書いた
さくらセキュアモバイルコネクトにおけるIoT装置のデータ転送量
が少しは参考になると思います。  

ちなみにSIMは2,000円ですが別途送料が1,500円消費税350円がかかります。
これはドイツのケルンから送られてくるために高くなっていると思われます。

通信テスト

テスト環境

*自社製SIM7080G Raspberry pi用ハット

*ノートパソコン
*通信ソフト : Tera Term
ノートパソコンと通信用ハットをUSBケーブルで接続して
Tera TermからATコマンドでテストしました。
IMG-1041.jpg

テストしたコマンド(Teratermのログ)

AT+CGDCONT=1,"IP","iot.1nce.net"

OK
AT+COPS=1,2,"44020"

OK
AT+COPS?

+COPS: 1,2,"44020",7

OK
AT+CPIN?

+CPIN: READY

OK
AT+CGREG?

+CGREG: 0,5

OK
AT+CGNAPN

+CGNAPN: 1,"iot.1nce.net"

OK
AT+CPSI?

+CPSI: LTE CAT-M1,Online,440-20,0x4A58,113648221,143,EUTRAN-BAND8,3750,3,3,-11,-78,-54,14

OK
AT+CNACT=0,1

OK

+APP PDP: 0,ACTIVE
AT+CNACT?

+CNACT: 0,1,"10.141.175.1"
+CNACT: 1,0,"0.0.0.0"
+CNACT: 2,0,"0.0.0.0"
+CNACT: 3,0,"0.0.0.0"

OK
AT+SNPING4="google.com",3,16,1000

+SNPING4: 1,142.250.186.78,316
+SNPING4: 2,142.250.186.78,392
+SNPING4: 3,142.250.186.78,335

OK

キャリア毎の接続テスト

AT+CGDCONT=1,"IP","iot.1nce.net"

OK
AT+COPS=1,2,"44052"

ERROR
AT+COPS=1,2,"44053"

ERROR
AT+COPS=1,2,"44051"

OK
AT+COPS=1,2,"44020"

OK
AT+COPS=1,2,"44010"

ERROR
AT+COPS=1,2,"44020"

OK

44010 : NTTドコモ
44020 : Softbank
44051 : KDDI
44052 : KDDI
44053 : KDDI

以上の結果から
SoftbankとKDDIには接続出来ました。

今まで MEEQのSIMを使うのが一番安いかと思っていましたが、たぶん1nceの方が安くなると思います。

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