BASIC搭載PC
前回、パーソナルコンピュータ(PC)の前身であるワンボードマイコンの操作についてご紹介しました。
その時点から約3年後PC-8001というパソコンが発売されました。
このコンピュータ以降のパソコンは、BASICインタープリタが搭載されているPCが販売され始めました。
BASIC搭載PCの操作
NECのPC-8001を起動するとROM(リードオンリーメモリ)から、マイクロソフト社製のBASICインタープリタが起動するようになっており、BASICの命令を打込む事で操作できるようになりました。
そのためにBASICインタープリタを扱うこと自体が、PCの操作につながることからOSのような働きをしていました。
この頃のPCの性能
この頃使用されていたCPUは、ザイログ社製のZ80というCPUとモトローラ製のMC6809というCPUが使われておりクロックはZ80が4MHz、MC6809が1MHz動作でした。
Z80のほうが早そうに見えますが、1つの命令を実行するためのマシンサイクルが4サイクルであったため、実質1Mhz動作であるためMC6809とほぼ同じ性能と言えます。
またメモリは32kbyteから64kbyte搭載されていました。
初期のPCで使用されていたメディア
この頃から、外部記憶装置としてカセットテープ(オーディオ用に開発された磁気テープ)にプログラムやデータを記録していました。
記録スピードは1200bpsか2400bpsで記録されることがほとんどでした。