日本で手に入ったワンボードマイコン
1976年日本電気(NEC)からTK-80というワンボードマイコンと1976年に日立が出したH68/TRというワンボードマイコンがありました。
・TK-80はインテルのi8080という8Bit CPUが搭載されておりRAM 1Kbyte、ROM 256Byteという仕様でした。
・H68/TKはモトローラのMC6800という8Bit CPUが搭載されておりRAM 1KByteのと4KByteのROMという仕様でした。
TK-80の操作方法
TK-80はハンドアセンブルという方法で機械語プログラムを作ります。
ハンドアセンブラでは、i8080のアセンブラでまずプログラムを作りニーモニック表と呼ばれるアセンブラとコード(16進数)が対になった表を使ってマシン語に変換し、RAM上に16進数でプログラムを入力して実行するという操作でした。
H68/TRの操作方法
H68/TRには電卓のような形をしたコンソールがついておりアセンブラレベルでプログラムを作れました。
当時のデバック方法
TK-80もH68/TRもハード的に制御されたモニタープログラムというプログラムを使ってステップ動作などが可能で1つの処理毎にレジスタの情報を確認してデバックしていました。
現在のマイコン現在
現在も色んな機器を制御するために、PICマイコンやArduinoとばれる小型のマイコンを使って色んなものが作れます。
現在のマイコンでのプログラムは、
・PICの場合チップ内のFLASHメモリにプログラムを書くためのハードウエアで書き込みます。
・Arduinoの場合USBでPCにつないでプログラムを書き込みます。
プログラムの作成はC/C++またはアセンブラで書くことが多いようです。