ラスパイからラズパイPicoをコントロールする
PCからラズパイPicoをコントロールする場合、ThonnyというIDEを使うことが多いのですが、ラズパイに入っているThonnyはPC用のThonnyと異なりラズパイPicoに接続することができません。
ではどうすればいいのかというと、micropythonのコンロトール用にmpremoteというコマンドを使うと良いようです。
mpremoteのインストール
mpremoteはpypiから供給されるようで、pipでインストールできます。
pip install mpremote
で、インストールできます。
いんす取るに成功すると通常はシリアルデバイス
/dev/ttyACM0 を経由してコントロールします。
もしも別のデバイスファイルを経由しないといけない場合は
mpremote connect devicefile command
という形でデバイスファイル(devicefile)を指定します。
使い方
1.ラズパイのUSBポートからラズパイPicoのUSBに接続します。
2.ラズパイPicoのファイル内容を確認する
mpremote ls
でラズパイPicoに入っているファイルが帰ってきます。
3.ラズパイからラズパイPicoにファイル転送
mpremote cp sfile :dfile
上の例はラズパイのカレントディレクトリにあるsfileをラズパイPicoのカレントディレクトリのdfileにコピーします。
4.ラズパイPicoからラズパイにファイル転送
mpremote cp :sfile dfile
上の例はラズパイPicoのカレントディレクトリにあるsfileをラズパイのカレントディレクトリのdfileにコピーします。
5.プログラムの実行
mpremote exec 'exec(open("script.py").read())'
6.ラズパイPicoのリセット
mpremote reset
このようにコマンドラインからラズパイPicoをコントロールします。