初期のWebシステム
初期のWebシステムはWebserverにHTMLファイルを置いて、GETおよびPOSTリクエストを処理する程度のものでPOSTリクエストの処理先はPerlやシェル・C等で書かかれたCGIプログラムで処理するものでした。
クライアント側では、ブラウザの中で動作するJavaScriptやCSSを駆使して動的に見せる工夫をしていました。
当時のブラウザは、大きくNetScape系列(mozilla系)とIE系でシェアを2分しており各ブラウザでJavaScriptやCSS、タグに微妙な差があり両方で同じように見せるためには大変な労力が必要でした。
PHPの登場
それからしばらくして、PHPの登場によりWebプログラムの様子が一変します。
PHPは、HTMLのタグのようにHTMLの中にサーバーサイドで処理されるプログラムを埋めることができるうえCGIの使える特殊なフォルダを用意したりプログラムを別に作る必要がなくなりました。
マイクロソフトの戦略
大半のWebはApacheで動作していましたが、マイクロソフトは独自にVBScriptやJScriptをサーバーサイド動作させるASPファイルをIISで実行しておりました。2001年にCodeRedというIISサーバーに感染するワームが流行したため衰退しましたが、その後.NETでIISは復活しております。
PHPのフレームワーク
PHP5以降のバージョンで本格的にオブジェクト指向が導入され始めるとPHPフレームワークとしてCakePHPやSymfonyと呼ばれるフレームワークが利用されました。2011年にはLaravelもリリースされフレームワークを使う方法が主流となっています。
第3の手法
WebサーバーとしてApacheやIISを使うことが普通でしたが、NodeJSやPythonのWebフレームワークの台頭によりWebサーバーを使わずにWebサービスを作ることも可能です。
Amazon(AWS)やgoogle(GCP)ではクラウドを利用してWebサーバーを使わずにNodeJSやPythonで記述してWebサービスを安価に手早く作ることが可能になっています。