はじめに
- RasPBX の導入(ひかり電話編)以来、通話はひかり電話、FAX はIP 電話サービスと使い分けてきました
- 今回、フレッツからの転用(PPPoE から IPv4 over IPv6 への切り替え)に伴い、FAX の見直しが必要になりました
IP 電話サービスからの移行
- いくつか検討しましたが、FAX 用のひかり電話番号を追加(
マイナンバー
)することにしました。-
- 月額 1,045 円、年払いで 10,450 円
- メリットは一番面倒がないところ
-
PPPoE を併用
- HGW 配下に設置したルータで PPPoE 接続を行う
- メリットは追加料金がかからないところ
- 二重ルータ構成になるなど、ネットワーク構成が複雑になるのがデメリット
-
ひかり電話のマイナンバー( 採用した方法)
-
RasPBXの設定
- 基本的にRasPBX の導入(ひかり電話編)と同じ
- 発信番号を指定できるように
- extensions_custom.conf に追記(PPIヘッダで発信番号を指定する)
[macro-dialout-trunk-predial-hook] exten => s,1,Set(HASH(_SIPHEADERS,P-Preferred-Identity)=<sip:${CALLERID(num)}@ntt-east.ne.jp>) exten => s,n,MacroExit()
HylaFAX
- FAX が使えるプリンタ複合機を使用していましたが、HylaFAXをインストールしてみました。(ラズパイのみで FAX 送受信可能)
- また、Postfixをインストールし、FAX 受信時にメールを送信するように設定しています
- 色々な smtp サーバを試行錯誤しましたが、結局 Gmail にしました
ssh コンソール操作
- FAX 送信
sendfax -n -d <送信先電話番号> <送信ファイル>
- FAX 送信確認
faxstat -s
- FAX 受信確認
faxstat -r