はじめに
本記事の趣旨
- 新人エンジニアに向けて、自分の開発環境をお好みにカスタムして、愛着をもって使うことを知ってもらう。
- ベテランエンジニアの皆様も、気分転換がてらどうぞ。
- IDE文化な人も、これを機にエディタデビューしてみては?
-
かわいい
orかっこいい
開発環境だと、モチベーションが上がる。 - 筆者のかわいい環境を紹介する。
- 便利な機能やツールを紹介する。
- 本記事はLinuxを想定しているが、クロスプラットフォームなものもいくつか取り上げているため、参考になれば幸いである。
筆者の使用OS
- Debian testing
ターミナル
ターミナルエミュレータには、Tilixを使用している。
背景テーマにはポケモンテーマを使い、かわいいターミナルにしている。
私はpip
で導入している。
エディタ
エディタはEmacsを使用している。こちらの記事を参考にして、かわEmacsにしている。
他のEmacsの拡張もいくつか紹介する。
nyan-mode
ミニバッファ上でねこが現在のカーソル位置を教えてくれる、心のオアシス的存在。
ぬこ is かわいい
atomic-chrome
GoogleChromeの拡張であるGhostTextと連携して、web上のテキストボックスへの記述をエディタ上のバッファと連動させることができる。markdownやコードスニペットを書く時に便利。
rustic,rls
Rustを書く時のモードはrustic
を使っている。また、rustのLanguage Serverである、rls
を導入している。また、Emacs側のクライアントにはlsp-modeを使用している。
Language Serverについてはこちらの記事が参考になる。
python-mode,python-language-server
pythonを書く時は、デフォルトのpython.el
ではなく、python-mode
を使用している。また、python-language-server
を導入している。
新人プログラマの皆さんは、python環境を構築する際に、Lint
とフォーマッタ
を導入すると良い。(python-language-server
にはどちらも含まれている。)
straight.el
Emacsのパッケージマネージャはstraight.el
を使っている。
use-package
と連携できたり、lockファイルが作れたりと便利。
こちらやこちらが参考になる。
キーボード
キーボードは、HHKB Professional2 Type-S 白/無刻印を使用している。
言わずとしれた静電容量無接点方式キーボードの代表格である。
カッコがとなり合わせになっていることと、Ctrl
キーの位置が決め手。特にEmacsユーザの小指の腱鞘炎防止の強い味方である。
無刻印なのは、かっこいいから
そのうち、キーキャップを買い替えて、かわいくしたい。
余談ではあるが、最近は開発環境が賢いため、タイピングを軽視するような考えもあるようだが、やはりタイピングは速いに越したことはない。(恥ずかしながら、過去の私もそうであった…)
マウス
Kensington ExpertMouse ワイヤレストラックボールを使用している。
マウスのような握る動作がないので、ターミナルやエディタはキーボード、ブラウザはトラックボールという使い分けがスムーズにできる。
また、腱鞘炎防止も期待している。(私はギターを弾くので、歳をとってからの腱鞘炎が怖い。)
マウスによる腱鞘炎についてはこちらを参照してほしい。
最後に
お付き合いいただき、ありがとうございます。
「動けば何でもいい」という考えもありますが、お気に入りの環境や道具を見つけると、モチベーションアップにつながると思います。特にエンジニアにとっては、1日の大半を共にする「パートナー」のような存在です。ぜひ、愛着をもって欲しいと思います。また、環境をカスタムすること自体にも面白さがあります。その面白さの一端が伝われば幸いです。
便利なツールも日々進化しています。色々試してみると、作業効率が上がるもの、かわいいデザインのものがみつかるかもしれません。