はじめに
ひかり電話を契約しているので、ONU直結ではないです。
XG-100NE(HGW)の配下トンネル手順になります。
最近になってProxmoxのVMや家の中のネットワークデバイスが増え、XG-100NEの動作が不安定になってきました。
また、ポート開放時に連番ポートなのに1つずつ開けないといけないクソめんどい丁寧なUIにも不満があったので、openwrtに移管することにしました。
openwrtのバージョンは24.10.3です。
デバイス
本体
中古でDellのOptiplexシリーズを購入しました。
i5-6500にメモリ8GB、256GBのSSDまで付いて6,000円だったので即購入でした。
NIC
NICは家に転がっていたX540-AT2を使います。
爆熱&大喰らいで悪名高いですが、そのうちX550とかに変えるかもしれません。
物理接続
ONUからXG-100NEのWANへ繋ぎ、XG-100NEの10GbpsポートからX540のどちらかへ繋ぎます。
このときマザーボードのNICや追加で刺していた1Gbpsアダプタなど、全物理アダプタ名がeth0~ethXになりわかりにくかったので先にどれをwanポートにするか確認しておいたほうが良いと思います。
X540など2ポート持っているNICは、連番でMACアドレスが採番されているのでそれを参考にもできます。
設定
openwrtのインストールについては割愛します。
imgを焼くだけなので。
必要パッケージ
opkgで、luci-proto-ipv6・map・ds-lite・ip-fullパッケージをインストールします。
フレッツ・ジョイントの停止
http://HGWのアドレス:8888/tにアクセスします。
IPv4設定 -> 高度な設定を開き、IPv4の一時停止にチェックを入れて設定ボタンを押します。

wan6
一般設定
詳細設定
IPv6割り当て長を無効にしてください。
ファイアーウォール
標準のままで大丈夫ですが、ファイアーウォールゾーンがwanになっているか確認してください。
DHCPサーバー
IPv6設定を開きます。
次のように設定します。
Designated master -> チェック
RA-Service -> リレーモード
DHCP-v6サービス -> リレーモード
NDPプロキシ -> リレーモード
wan
IPIPトンネル設定を行います。
プロバイダから提供された情報が必要になります。
こんな感じで送られてくるはずです。
一般設定
次のように設定します。
プロトコル -> IPv4 over IPv6 (IPIP6)
リモートIPv6アドレスまたはFQDN -> プロバイダから提供されるBRアドレス
ローカルIPv4アドレス -> プロバイダから提供されるv4IPアドレス
ローカルIPv6アドレスは空欄でかまいません。
詳細設定
次のように設定します。
トンネルリンク -> wan6
トンネルインターフェースでMTUを使用 -> 1460
IPv6割り当て長 -> 無効
ファイアーウォール・DHCPサーバー
標準のままで大丈夫ですが、ファイアーウォールゾーンがwanになっているか確認してください。
LAN
こちらはお好み設定が多いです。
一般設定
IPv4アドレスとネットマスクを適当に決めてください。
詳細設定・ファイアーウォール
そのままでいいです。
DNSとか指定したかったら変えるといいと思います。
DHCP設定
一般設定・詳細設定はそれぞれの好みなので割愛します。
IPv6設定を次のように変更します。
RA-Service -> リレーモード
DHCP-v6サービス -> サーバーモード
NDPプロキシ -> リレーモード
接続テスト
ここまで終わったら、あとは保存して適用します。
v4/v6判定
にアクセスして接続判定をしてみましょう。
このように、接続地域ではない試験以外がOKになり、試験結果のIPv4アドレスに自分の固定IPアドレスが表示されていれば設定は完了です。
スピードテスト
せっかくなのでスピードテストをしてみました。
サーバーはIPA CyberLab 400Gです。
十分出てますね。
おわり
うざったらしいポート開放や不安定なHGWとおさらばです。
ポートVLANやらなんやらも試してみたいと思います。
スペシャルサンクス
こちらの記事に大変お世話になりました。













