1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Proxmox Backup ServerにBackblaze B2を繋げてドデカVMをバックアップしよう

Posted at

こっちもあるよ

はじめに

最近Proxmox Backup Server(以下pbs)が4.0に更新され、テクニカルプレビューですがS3互換ストレージがデータストアとして使えるようになりました。
そこで、廉価なS3互換ストレージのBackblaze B2を使用して、ローカルRAIDのデータストアに入りきらないドデカVMをバックアップします。

Backblaze B2

一度は見たことがあるHDDの故障率レポートを毎年出してくれている会社です。

月額$0.006/GB・Ingress無料・Egressは保存量の3倍まで無料と、S3と比べてかなり廉価にオブジェクトストレージを使用できます。

ストレージ設定

バケット作成

マイページからCreate a Backetします。

image.png

シークレットキー生成

Application Keysから新規シークレットを作成します。

image.png

シークレットを生成したら、keyIDapplicationKeyを控えておきます。

PBS設定

エンドポイント設定

Web UIの設定 -> S3 Endpointsで追加をクリックし、次のように設定します。

image.png

  • S3 Endpoint ID: 任意の名前
  • Endpoint: {{bucket}}.s3.{{region}}.backblazeb2.com
  • ポート: 入力しない
  • Path Style: チェックしない
  • Region: 自分のバケットリージョン
  • AccessKey: 先ほど取得したkeyID
  • シークレット鍵: 先ほど取得したapplicationKey
  • Fingerprint: 入力しない

さらに詳細設定を開き、Provider QuirksSkip If-None-Match headerにします。

バケットリージョンはBucketsのここで確認できます。
04.png

ローカルキャッシュディレクトリ

PBSくんはクラウド利用料がたいへんなことにならないよう、ローカルキャッシュを使用します。

ローカルキャッシュについて

https://pbs.proxmox.com/docs/storage.html#:~:text=s3%20endpoint%20list-,A%20new%20datastore,-with%20S3%20backend

意訳

S3データストアは、設定済みのS3エンドポイントを使用して作成できます。
すべてのコンテンツをS3オブジェクトストアに保存するものの、パフォーマンス向上とリクエスト数削減のためにローカルの永続キャッシュを必要とします。
通常のデータストア設定と同様に、データストア作成時にローカルファイルシステムのパスを指定する必要があります。
ただし通常のデータストアとは異なり、ローカルキャッシュのサイズを制限できます。
キャッシュ対象にはデータチャンクも含まれるため、64GiBから128GiBが推奨されます。
専用ディスク、パーティション、クォータ付きZFSデータセットをローカルキャッシュとして使用するのが最適です。

ただし既存の通常データストアを転用することはできません。
また現時点では、キャッシュ専用に揮発性メモリを使用することはできません。

適当な場所にローカルキャッシュディレクトリを作成します。

# mkdir /mnt/s3_local_cache

データストア設定

データストア追加を押し次のように設定します。

05.png

  • 名前: 任意の名前
  • Datastore Type: S3 (tech preview)
  • Local Cache: 先ほど作成したキャッシュディレクトリ
  • S3 Endpoint ID: 先ほど設定したS3 Endpoint ※スペルミスしてますが気にしない
  • GCスケジュール: お好み
  • Pruneeスケジュール お好み
  • Bucket: 先ほど作成したバケット

追加します。

おしまい

あとは通常のPBSと使用方法は同じです。
お疲れさまでした。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?