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【合格体験記】MS-700 Managing Microsoft Teams | ケーススタディ攻略とMS Learnの使いこなしが鍵

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Microsoft認定資格のTeams Administrator Associateを取得しました。
MS認定資格の中でも参考情報が少ないM365系なので、合格のキーポイントなども記載しています(Azureの方が人気ですよね~)

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はじめに

  • バックグラウンド:Microsoft 365 の導入経験/Teams 管理者経験あり
  • 学習期間・総学習時間:2週間/約30時間
  • 使った教材:MS Learn、ChatGPT(参考書が少ないため、生成AIで模試→解説→不明点は Learn+実機で裏取り)
  • 合格のカギケーススタディへの対応MS Learn 使いこなし周辺プロダクト(Entra ID / SharePoint / OneDrive / Purview / Defender)横断の基礎理解

MS-700(Managing Microsoft Teams)とは?

Teams 管理者(Teams Administrator Associate)向けのロール型試験。候補者は Teams を用いた社内外コラボレーション/コミュニケーションの計画・導入・運用を担い、チーム/チャネル/チャット/アプリ/イベント/通話などを管理します。評価領域は概ね以下:

  • Teams 環境の構成と管理
  • チーム/チャネル/チャット/アプリの管理
  • 会議・通話(Teams Phone を含む)の管理
  • 監視・レポート・トラブルシュート(スキル配点は Study guide 参照)
    試験は 日本語を含む複数言語で提供され、試験時間は 100 分です。

想定読者:Microsoft 認定試験や M365 製品に関心がある方、M365 Administrator Expertを目指す方
前提スキル(目安):MS-900 相当の知識、Teams 管理センターの実機経験

なぜ取得しようと思ったのか

  • 実務経験に加えて知識の裏付けを明文化したかった
  • M365 Administrator Expertへのステップとしての位置づけ

学習方法(設計と回し方)

教材と使い方

  • MS Learn:MS-700 のトレーニングモジュールを一通り精読評価モジュール(クイズ)で理解度確認。公式コース MS-700T00 は管理ツール、セキュリティ/コンプライアンス、ネットワーク、各種ポリシーを横断的にカバー。
  • ChatGPT:評価モジュールや弱点を材料にケーススタディ型の模擬問を生成理由づけ解説を読解。腹落ちしない箇所はLearn の原典+実機操作で裏取り。
  • MS Learn目次ナビ(重要):検索に頼りすぎず、Teams 管理ドキュメントのトップから目的セクションへ目次で到達する練習を日課化。
    • 例:管理・監視組織外のユーザーと作業するゲストアクセス/外部アクセス(概念の違い→設定手順へ)

例の補足ですが、外部コラボは用語が少し混乱しやすく“用語の線引き”が重要です

  • External access=他組織の Teams/Skype ユーザーとの検索・チャット・会議
  • Guest access=自組織テナントにゲストとして招待し、チーム内で共同作業
    比較→手順ページを併読して定着。

スケジュール(2週間/約30hの例)

  • Day 1–3:Learn 集中読解(評価モジュール実施/弱点マーキング)
  • Day 4–10:ChatGPT 模試 → 誤答ノート(根拠URL・誤答理由・次回の判断規則)→ 実機で再現
  • Day 11–13:弱点分野の横断復習(外部コラボ/会議・通話ポリシー/アプリ許可/Teams Phone)
  • Day 14(前日)用語ペア(日英)総ざらい+当日オペレーション確認

私の場合はTeams通話周りが苦手でだいぶ苦戦していました…音声通信の知識を求められます。

試験当日の所感・コツ

  • 出題傾向:問題文は掲載できませんが、「あなたは〇〇です。××の状況でどう設計/設定する?」というケーススタディ系が多め。
  • MS Learn を参照できる“オープンブック”リソースが提供(role-based 試験)。**探す前に「何を/どこから」**を言語化して開くのがコツ。
  • MS Learn目次ナビ練習:試験中に検索ワードから入ると迷子になりやすい。Teams 管理ドキュメントのトップ → 目的章 → 該当節、という“階層移動”で狙い撃ち。
  • 用語は英日で暗記:日本語訳があいまいな箇所もあるため英語表記ごと覚えると判断が安定。
    • 例:Information Barriersは情報バリアとか情報障壁と表記されています😇
  • 時間配分:即解けない問題はマーク→後回し。後回ししたものはLearnでじっくりと。

よくある落とし穴(回避策つき)

  1. 「Teams だけ」を勉強してしまう
    → 実際は Entra ID/SharePoint/OneDrive/Purview/Defender など“足場”が不可欠。Microsoft製品の横断的な知識習得を学習計画に。
  2. 外部コラボの境界があいまい
    External ≠ Guest比較→手順の順で学ぶ。
  3. 会議/通話ポリシーの適用対象を混同
    → ユーザー/会議/デバイス/アプリの誰に・いつ効くかを整理メモ化。
  4. 運用・トラブルシュート視点の対策が手薄
    通話品質/レポートの確認動線を管理センターで一度触っておく(会議録画やイベント系のポリシーも)。特に様々なレポートがあるので、どのレポートを使用すべきか混乱しやすい(似たようなレポート名も多々ある)
  5. Learn を“検索ワード一本勝負”
    トップ→章→節階層ナビを習慣化。

実務に効いたポイント(合格後の変化)

  • 設定の優先度と依存関係が見えるようになり、変更の副作用を説明しやすくなった
  • 外部コラボ設計(ゲスト/外部アクセスの使い分け、監査・管理観点)や音声設計に大活用
  • 次の学習テーマの**MS-102(M365 管理者)**の学習に非常に有益(別途、記事出します)

さいごに(所感)

  • Teamsは思っていた以上に機能が多い。これらの機能をフル活用できている管理者は国内でも少数では?と思った。それくらいに得られた知識が多い。
  • 認定資格の名称は「Teams Administrator Associate」
    アソシエイトか~、それならそんなに難しくないだろう、と思っていたら結構難しかったです。
    試験の名称は「Managing Microsoft Teams」ですが、印象としてはこっちの方が近い。
  • 試験中のMS Learnの記事参照で不安な問題への安心感を得られるのでMS Learn Masterになるべき。

参考リンク(公式)

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