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ネットワークを基本からまとめてみた【OSI参照モデルとTCP/IPモデル】

Last updated at Posted at 2025-07-09

OSI参照モデル

プロトコル

  • Protocol(プロトコル)は通信規約、通信手順と訳される
  • 標準化された内容を指す
  • たくさんの種類がある
  • 複数組み合わさって動作する

通信モデル概要

  • 一連の通信の流れ(動作・処理)を定義
  • 流れは複数に分割
  • 複数に分割=複数のプロトコルの組み合わせ

通信モデのメリット

  • 処理をシンプルにできる
  • 修正や変更が全体に影響を与えない

OSI参照モデル概要

  • 国際標準化機構(ISO)により策定
  • Open System Interconnectionの略
  • 7階層構成
階層 (Layer) 名称
Layer7(7) アプリケーション層
Layer6(6) プレゼンテーション層
Layer5(5) セッション層
Layer4(4) トランスポート層
Layer3(3) ネットワーク層
Layer2(2) データリンク層
Layer1(1) 物理層
  • 通信先のサーバや途中のネットワーク機器も通信モデルと考える

PDUとカプセル化

  • 送信側でデータにヘッダをつけることをカプセル化と呼ぶ
  • カプセル化されたデータをPDU(Protocol Data Unit)と呼ぶ
  • 受信側でその逆の非カプセル化を行う

アプリケーション層

  • Webブラウザやメールソフトそのものではない
  • Webブラウザやメールソフトが通信を必要とする時に動作するプログラムのこと

プレゼンテーション層

  • 表現形式を規定する
  • 対向と取り決めたプロトコルに一度変換する
  • 対向でアプリケーション層が理解できる表現です

セッション層

  • 相手のアプリケーションとの間でデータのやり取りを管理する
  • アプリケーション同士で専用の道を作るので混在しない

トランスポート層

  • 送信するデータの品質管理を行う
  • 再送や修復機能、データ送信量の制御(フロー制御)も定義されている

セッション層とトランスポート層の違い

  • データを届ける相手に注目
  • セッション層はアプリケーション間でのデータ制御
  • トランスポート層は機器間でのデータ制御

ネットワーク層

  • 最終的な目的地までの通信経路を決定する
  • End-to-End通信の実現
  • 途中のネットワーク機器でも動作している

データリンク層

  • 直接接続された機器までの通信を行う
  • 受信したデータが壊れていないかをチェックする機能がある

物理層

  • データをビット列(0と1の並び)に変換し、対向に伝える
  • 0と1をどのように表現するかを規定する

TCP / IPモデル

TCP / IPモデル

  • TCPとIPは個々のプロトコル名称のこと
  • TCP(Transmisson Contorol Protocol)
  • IP(Internet Protoco)
  • TCP / IPで他のプロトコルを含む総称として使うこともある
階層 (Layer) 名称 代表的なプロトコル
Layer4(4) アプリケーション層 HTTP FTP SMTP
Layer3(3) トランスポート層 TCP UDP
Layer2(2) インターネット層 IP
Layer1(1) リンク層 Ethernet PPP

アプリケーション層

  • アプリケーションが通信を必要とする時に動作するプログラムを指す
  • OSI参照モデルのプレゼンテーション層とセッション層も含む
  • 代表的なプロトコルにHTTP, FTP, SMTPなどがある

トランスポート層

  • 送信するデータの品質管理を行う
  • TCPは品質重視の通信で利用し、UDPは処理の軽さを重視する

インターネット層

  • End-to-End通信を定義する
  • 通信相手の特定、通信経路を決定する
  • 代表的なプロトコルIPがある

リンク層

  • 直接接続された機器間の通信を定義する
  • OSI参照モデルのデータリンク層、物理そうに相当する
  • 代表的なプロトコルにEthernetがある

参考サイト

ネットワークエンジニアを目指す初心者はここから始めよう!「ゼロから学ぶネットワーク基礎」豊富な図解で徹底解説

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