少し前に、業務で「gsutil」を用いてGCSに格納されているオブジェクトのダウンロードを行いました。
そこでダウンロード時に使用した「cp」コマンドについて、忘れないうちにオプションも含めて記してみます。
オブジェクトのダウンロード(cp)
オブジェクトのダウンロードは「cp」コマンドを用いて実行します。
gsutil cp gs://[BUCKET_NAME]/[OBJECT_NAME] .
末尾の「.」は、コマンドを実行したディレクトリにダウンロードすることを表しています。
「.」がない場合はエラーとなるので、注意が必要です。
(指定したディレクトリへダウンロードを行う場合については後述します。)
オプション
並列実行 (-m)
「-m」オプションは並列実行を表します。
「-m」を付帯すると、実施する操作を並列で実行できるため、パフォーマンスが大幅に向上します。
gsutil -m cp gs://[BUCKET_NAME]/[OBJECT_NAME] .
再帰実行 (-r)
「-r」オプションは、再帰実行を表します。
下記は、[OBJECT_NAME]配下で再帰的に実行する例です。
gsutil cp -r gs://[BUCKET_NAME]/[OBJECT_NAME] .
ダウンロード箇所の指定
コマンドを実行する場合にダウンロード箇所を指定する場合、下記のように記載します。
例:「C:\hogehoge\xxxx」にダウンロードする場合
gsutil cp -r gs://[BUCKET_NAME]/[OBJECT_NAME] C:\hogehoge\xxxx