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開発工程を全て自動化できると話題のツール「JITERA」でチャットアプリを開発してみた

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開発AIエージェント「JITERA」とは、株式会社Jiteraが開発した、AIを駆使したシステム開発用のプラットフォームです。
今回、この「JITERA」を使用する機会があったので、「JITERA」でできることや使い方、使用感などを紹介します。
この記事を読むと、開発AIエージェント「JITERA」を使用することで、システムやアプリをどれだけ早く正確に開発できるかがわかります。
システム開発にAIを導入したい方やAIを利用した開発が気になっている方には、特に役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

開発AIエージェント「JITERA」とは

開発AIエージェント「JITERA」とは、冒頭の説明の通り、株式会社Jiteraが開発したAIを駆使したシステム開発用のプラットフォームです。
システムを開発しようとすると色々な問題が生じます。
例えば、以下の通り。

  • システムの要件定義が洩れ、あとから変更が発生する
  • コーディングに時間がかかり、かつバグも大量
  • そもそも人が足りない など
    この「JITERA」はシステム開発の問題点を解決する機能を搭載しています。

「JITERA」のホームページでは、

  • 開発工数を40%削減
  • 開発スピードを3倍に向上
  • 粗利率を30%に向上

させることができるとうたっています。

他にも「JITERA」を導入してバグの発生率を40%減らすことができたという事例があります。

開発AIエージェント「JITERA」でチャットアプリを作る方法

「JITERA」でシステムを作る方法は以下の4STEPです。

  • STEP1.プロジェクトの情報を入力
  • STEP2.画像をインポートして要件定義を作成
  • STEP3.要件定義から設計書を作成
  • STEP4.設計書からコードを作成

今回はチャットアプリを作った方法を紹介します。

STEP1.プロジェクトの情報を入力

jitera_1.png

まずは、プロジェクト名を入力します。
続いて、バックエンドフレームワークとフロントエンドフレームワークをリストから選んで、スタートをクリックします。

STEP2.画像をインポートして要件定義を作成

アプリのイメージをインポートするために、Figmaに接続します。
今回インポートしたイメージは以下のような画像です。
jitera_2.png

画像をインポートをすると必要な機能ごとに要件定義を作成します。
jitera_3.png
要件定義は「Usecase(ユースケース)」画面に出力されます。

完成した要件定義は以下のようなイメージです。
jitera_4.png
機能ごとに使用するユーザーやフローなどを記述します。

STEP3.要件定義から設計書を作成

プレゼンテーション1.gif

機能ごとに作成された要件定義を開き、それぞれ生成ボタンをクリックします。
生成ボタンをクリックすると要件を満たす設計が作成されます。
設計書の作成にかかる時間は数分でした。
ただし、これは要件の複雑さや必要な機能によって変化します。

設計書は「Tickets(チケット)」画面に出力されます。
jitera_6.png

STEP4.設計書からコードを生成する

設計書の内容をそれぞれ確認します。
確認を終えたらGitHubへ接続し、リポジトリ名など必要な情報を入力します。

その後、それぞれの設計書にある生成ボタンをクリックするとコードの生成が始まります。
この工程は、作成するものが多いため、要件定義や設計工程よりも時間がかかったものの、数分で完了しました。

「Databases(データベース)」の画面では、ER図を見ることができ、編集も可能です。
jitera_7.png
「Business Logics(ビジネスロジック)」や「APIの画面ではそれぞれの仕様を確認できます。

以上で今回のアプリ制作は完了です。
STEP1~STEP4まで、ドキュメントやコードを自分で書くことなく終えることが可能です。
GitHubへ出力されたコードを実行環境に反映することで実際に動かすことができます。

今回作成したアプリは、画面はチャット画面やユーザー管理画面など5画面、DBは6テーブル、ロジックは4つで構成されています。
Figmaの画像投入からGitHubへのソース出力まで約10分で完了することができました。

開発AIエージェント「JITERA」でできること

システムやアプリ開発において優れた機能を持つ「JITERA」ですが、でできることは主に以下の2点です。

  • 画像ファイルから要件定義、設計、コードを自動生成できる
  • 既存のプログラムから設計書を自動生成できる

それぞれ詳しく説明します。

画像ファイルから要件定義、設計、コードを自動生成できる

「JITERA」は、画像ファイルをインポートすることで要件定義や設計、コードを作成できます。
今回はFigmaでデザインを作成し、「JITERA」にインポートをしてアプリを作りました。
他にもGooglaドキュメントやnotionで作成したドキュメントをインポートすることも可能なようです。
インポートしたファイルから要件定義を作成し、その要件定義を基に設計を行います。
UIやロジックの設計を確認したら、コードを作成します。
要件定義からコードの作成まで、数クリックで行うことができるので、大幅な工数の削減が可能です。

既存のプログラムから設計書を自動生成できる

「JITERA」のもう一つの機能は、コードから設計を起こす機能です。
現行のコード一式を「JITERA」にインポートすることで、現状の設計書を自動で設計書に起こします。
システム開発の現場では、一度作ったシステムを追加開発を行いながら長い期間運用することが多くあります。
長い運用期間の中で担当者が変わり、機能を追加する中で実際の機能と設計書が乖離してしまうことが問題になることもあるでしょう。
そんな時に現行のコードから設計書を起こせれば、問題を簡単に解決することができます。

開発AIエージェント「JITERA」を使った感想

開発AIエージェント「JITERA」を使ってみて、以下の2つのことを感じました。

  • 思った以上に簡単に早くアプリ開発をできる
  • 成果物のレビューやテストは慎重に行う必要がある
    それぞれ紹介します。

思った以上に簡単に早くアプリ開発をできる

「JITERA」を使うことで、1人でも簡単に早くアプリを完成させることができました。
今回作成したアプリは、試しで作ったものなので途中で修正を加えていないです。
そのため、実際のアプリ開発ではもう少し時間はかかると考えられます。
しかし、デザインを投入してから数クリックでコード一式が完成するので、修正があったとしても短期間で開発することが可能であると感じました。
また、コードをAIで作成するため、スペルミスや大文字or小文字などの単純なミスがなくなり、バグを減らすことができます。
そのため、とりあえずアプリのプロトタイプを作りたい場合や小規模のアプリをなるべく早くローンチして市場の反応を見たい場合に特に役立つと思います。

実際の開発現場で「JITERA」を投入することができれば、少人数であってもある程度の規模の開発をスピーディに進められると思います。

成果物のレビューやテストは慎重に行う必要がある

「JITERA」は、AIを利用して要件定義、設計を作成し、そのドキュメントを基にAIでコードを作成します。そのため、要件定義と設計のドキュメントについて人によるレビューが必要です。

また、Jiteraには日本語翻訳がまだなく、要件定義等は英語など日本語以外の言語で出力されます。
そのため、ドキュメントの内容が想定通りかどうかを慎重にレビューする必要があると感じました。

さらにテスト工程では、自分でコードを書いていない分、入念にテストの設計と打鍵を行わなければならないと感じました。

(まとめ)「JITERA」を使うと開発期間を大幅に短縮できる!ミスも減る!

開発AIエージェント「JITERA」でできることと実際に使用した感想を紹介しました。

開発AIエージェント「JITERA」でできることは以下の2点です。

  • 画像ファイルから要件定義、設計、コードを自動生成できる
  • 既存のプログラムから設計書を自動生成できる

デザイン投入からクリックのみでアプリを完成させることができました。
実際のシステム開発では、試行錯誤や修正が発生しますが、それでも従来の開発手法より格段に短期間で開発をすることができます。
また、コードもAIで作成するため、スペルミスや大文字or小文字などの単純なミスを防ぐことが可能です。

一方で、成果物がAIによって作成されるため、より一層入念なレビューが必要です。

バグを減らし、効率的にシステム開発をしたいという方は、株式会社Jiteraに問い合わせてみることをおすすめします。

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