VisionProに触る
Vision Proのシュミレーターに触る機会があったので、その基本について備忘録的にまとめます。
最新のバージョンのMacでないとBeta版のXcodeを起動できないので注意
詳しいインストール方法はこちらの記事をご覧ください
VisionProのエミュレーターのインストール - kanakanho
VisionPro基本操作
起動
左上の実行マークから実行
Simulatorが起動すると
- いつものりんごマーク
- 起動音がある
上下左右、前進、後進のキー入力
視点の移動効果 | 入力 | (矢印) |
---|---|---|
上昇 | E | |
下降 | Q | |
左移動 | A | ← |
右移動 | D | → |
前進 | W | ↑ |
後進 | S | ↓ |
ウィンドウの拡大・縮小
今、開いているウィンドウの左下か、右下にカーソルを合わせると、白い外枠みたいなのが現れて、画面サイズの変更ができる。
割と自由に変えられる。
Mapなどの一部のアプリでは3:4のiPadサイズがデフォルトでその縦横の比の入れ替え機能がある。
左下
右下
3:4 の様子(ワンクリックで切り替え)
4:3 の様子(ワンクリックで切り替え)
カーソル操作
操作 | 効果 |
---|---|
1本指タップ | 選択 |
1本指ドラッグ | ドラッグした方向に視野が移動する |
2本指ドラッグ | 1本指ドラッグと同様 |
ピンチイン | 後進 |
ピンチアウト | 前進 |
ウィンドウの操作
表側からしか操作できない。反対側から触ろうとしても何もできない。
下の5つの移動の仕方
左から順番に
1:Select to interact with the scene (シーンとのインタラクションを選択)
ウィンドウの中のものの選択+前述のカーソル操作ができる
2:Drag to tilt the camera(ドラッグしてカメラを傾ける)
前述のカーソル操作ができる
3:Drag to pan the camera(ドラッグでカメラをパン)
Y軸を固定して、ドラッグで上下左右移動
4:Drag to orbit the camera(ドラッグしてカメラの軌道を変える)
視点の中心を固定して、全方向に視点移動
5:Drag to dolly the camera(ドラッグでカメラをドリー)
Z軸を固定して、上下ドラッグに対応して、前進、後進の視点移動
6:Reset Camera(カメラのリセット)
カメラの向きを初期値に
今使えるショーカットキーの一覧
⌘キー長押し
Mapアプリで使う様子
文字の入力
文字の入力は手というより、声でやりたい感じがする
カメラから外にある文字を認識してそのままペーストする機能があるらしい
AutoFill(自動補完)もあるみたい
キーボード
バージョン1.0の段階でJISキーボード対応済み
謎の白い点
optionキーを押すと謎の白い点が2つ現れる
どうやら片方がカーソルを追って、もう片方が中央から上下左右に対照な場所を追うみたい
用途は不明
Shiftを押しながら
2つの点の相対位置を固定して視野の移動
メニュー画面の表示
カーソルを上方に進めると灰色のポッチが現れる
カーソルを合わせると矢印が見える
カーソルをクリックするとメニューが現れる
左から順番に
Home(ホーム)
Environment(環境)
Control Center(コントロールセンター)
Notification Center(通知センター)
音声の設定の左隣にある矢印を押すと、詳細設定が開く
アプリケーションの音量設定と、ユーザーの音量設定
Homeを押す
アプリの一覧が表示される
現在の1.0のアプリの数は以下の写真の通り
左下のCompatinle Apps(互換性のあるアプリ)にはいくつかのアプリが表示されているが、実際に開くとPodcastsとブックは存在しない
その名前の通り、iPadで触るのと全く同じようなアプリが開く
左下の3つのアイコン
Apps
People
Environments
出てくるどのテーマをクリックしても反応しない
公式のデモビデオの感じ、おそらくテーマを選択すると周りの状態が変化すると考えられる
あと左右に不自然に動かせるため、現在のiPhoneのホーム画面のようにテーマの推移があると考えられる
Environment(環境)をタップ
No Environment と表示される先ほどの通り、何も選択できないため、こうなっていると考えられる。
Control Center(コントロールセンター)
iPadやMacのコントロールセンターに似ている。
左上から分かる通り、接続はWi-FiとBluetoothのみで、モバイルデータ通信はない。
右上に通知や音量設定がある
下に五つ並んだアイコンはiPhoneなどと同じ
左から
- おやすみモード
- ユーザー設定
- 文字の大きさ
- Airdrop
- Search
Notification Center(通知センター)
デフォルトでは通知自体がオフになっている可能性がある。後の設定の説明にて述べる
Airdropがある(有線はなさそう) ファイル共有は大変そう
設定
初期画面
vision proはスクロールの感度がかなり遅いので、Tabキーを使うことをお勧めする
設定アプリはアプリウィンドウの大きさが固定されていて非常に見ずらいため、画面に大きく表示する方法を先に述べる
デフォルトのウィンドウの大きさを変える
- 左側のバーをスクロールして「Display」を選択
- Displayの一番下にあるDisplay>Display Zoomを選択
- Appearance(外観)の画面が開く
- 「Small」,「Medium」,「Large」の中から「Large」を選択
上から順番に解説
General
visionproとvisionOSの情報が書いてある シュミレーターでは512GBモデルである可能性が高いKeybords
- Keybords
キーボードの入力が管理できる。現時点では英語のみ - HandwareKeybord
Japaneseはないみたい
下のKeybord TypeではJISの設定がある
文章を見るだけで自動読み上げする機能があるみたい
Apps
従来のiOSぽいPeople
自分の情報と他の人の情報を見れるのかな...? 連絡先アプリがfaceTime用にダウングレードされてが設定に吸収されたのかもEnvironment(環境)
Apperance(外観)
デフォルトで「Light」「Dark」とその自動設定があるVolume(音量)
音の大きさがここでも変えられるみたい
Notification
デフォルトで設定がオフになっている Screen Sharingから画面での通知をオンにできる通知も従来のiOSぽい「バナー」、「音」、「バッチ」の3つの選択項目がある
Focus
他の同じAppleIDから共有してこのあたりも使えるみたいだから便利かもScreen Time
これも従来のiOSぽいAccessibility
これも従来のiOSぽいKeybords
Full Keyboard Access
Accessibility > Keybords > Full Keyboard Access
Commands
Accessibility > Keybords > Full Keyboard Access > Commands
色々なショートカットキーの割り当てについて書いてある(一部のショーカットキーがMacとダブっていて試せない、逆にそこで互換性がある)
Basic
Movement
Interaction
Device
-
Restart
シュミレータの中で実行できたら、可能性広がる -
Analytics
ログを出力できる。Macのダウンロードフォルダに入る -
Pass-Throrugh Mode
パススルーの切り替えがショーカットキーできるの便利
Gestures(ジェスチャー)
ジェスチャーの入力が実機がなくてもショートカットキーの割り当てで試せる!
全て新しいジェスチャが割り当てられている
Control Center
これも従来のiOSの通りSiri
これも従来のiOSの通り 「Hey,Siri」じゃなくて「Siri」だけで認識できるようになったアップデートの恩恵が一番出そうPrivacy & Security
見覚えのない上2つの項目
-
surroundings(周囲)
和訳:サラウンドの利用を申請したアプリケーションは、ここに表示されます。
カメラとは別に周辺の認識についての項目みたい -
Hand Structure & Movements(手の構造と動き)
和訳:手の構造と動きの利用を申請したアプリケーションは、ここに表示されます。
周囲のトラッキング、ハンドトラッキングの入力を前提としたアプリケーションの実装が可能になる
Display
- 文字サイズの変更
- 太文字の設定
- 明るさの設定
- ウィンドウの大きさの設定
Storage
System Dataの容量がでかくて、果たして512GBで色々アプリを入れて、写真を撮って、音楽を聴いてとできるのか...
Passwords
いつものiOSの感じGameCenter
いつものiOSの感じWallet & Apple Pay
いつものiOSの感じ
生体認証が指紋でもFaceIDでもなく、虹彩認証になるというので認証めっちゃ楽になりそう
画面見るだけでものが買えてしまう
まとめ
思ったよりもiOSとの親和性が高く、最近のMacの仕様の変更と合わせて、使いやすいものになっている気がする。
M1のMacbookAir(16GB)でシュミレーターを実行したが、かくつくところがあるので、M2以上、32GBくらいがあるとスペックでネックがないかも。IntelチップのMacでは最適化がされていないらしく、ほとんど使い物にならない。
9月に Meta Quest 3 も発売されて、来年の1月に Vision Pro も発売されるのでこれからのVR、ARの技術の発展と、一般への普及が楽しみです。