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BtoBアプリケーションの権限設定

Last updated at Posted at 2018-03-04

目的は権限設定なのですが、内容はcurrent_userをmodelで使う方法になっております。。

背景

Rails+deviseで稼働中のAPIで、ユーザー毎の権限設定を追加したい。
いわゆるSaasで業務システムを開発しています。権限設定もいろいろなパターンがあると思うんですが、今回はデータに触れることが出来るかどうかを制御するパターンです(参照・更新できるかどうかではない)

実装検討

権限設定には大きく分けて2種類ある。。と思う。

  1. 機能を制御(主にcontrollerで制御する。参照・更新・削除できるかどうか。)
  2. データを制御(modelで制御? あるデータを扱えるかどうか。)

1はイメージしやすい。各APIを使う権限であり、controllerのメソッドを制御できれば良く、cancancan、pundit等のgemがある。
2は主に対象データのあるレコードが参照可能か、更新可能かを制御する。
例えば、ユーザーAは、itemモデルのid:1のデータを更新可で、id:2のデータは参照不可。ユーザーBはid:2だけ更新可のような。

2のようなデータ制御ができるgemを自分は知らない。そこで、current_userをmodelのdefault_scopeで使ってしまうことにした。
本当はcontrollerでできると思うが、controller数もかなり多いので。。

Thread.currentを使う

以下の様に書くと、modelでUser.current_idが使えるようになる。
User.current_id = nil で処理後にクリアしているので、これでも上手く動いていた。

def current_id=(id)
  Thread.current[:user_id] = id
end

def current_id
  Thread.current[:user_id]
end
  
around_action :scope_current_user

  private

  def scope_current_user
    User.current_id = current_user.id
    yield
  ensure
    User.current_id = nil
  end

request_storeを使う

上記のThread.currentでもできるが、request_storeというgemを使うと、rack層でクリアしてくれる。

authenticated_controller.rbを以下のように変更する。
すると、RequestStore.store[:current_user_id] がmodelで使えるようになる。

  around_action :scope_current_user

  private

  def scope_current_user
    RequestStore.store[:current_user_id] = current_user.id
    yield
  end

以上で、modelでcurrent_user.idが使えるようになった。 current_user.idでユーザー毎に設定された権限を取得し、default_scopeに条件を追加する。これで、データを制御する権限設定が比較的かんたんに実現できる。
※ default_scopeは本来は使いたくないですね。

他に良い方法があればコメント下さい!!

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