書籍
書籍を読む目的
- 「品質」を理解する
- 品質を担保できるテストを理解する
Part1. ソフトウェアテストの基本
Chap01. ソフトウェアテストとは?
学び 📝
狩野モデル
ユーザ満足と品質の関係を示すモデル。
| 品質要素 | 充足 | 不充足 |
|---|---|---|
| 当たり前品質 | 当たり前 | 不満 |
| 一元的品質 | 満足 | 不満 |
| 魅力的品質 | 満足 | 仕方がない |
この考え方は学び。
テストを行う上で、当たり前品質の担保が大事なのだろう。
当たり前品質は「ユーザの期待する結果を満たすか?」と解釈。
電子レンジであれば、入れた物が「温められること」
LINE であれば「メッセージ送受信が可能であること」
Netflix であれば「選択された動画の閲覧が可能であること」
一元的品質は「ユーザが期待する結果へ 『容易に』 満たすことができるか?」、
魅力的品質は「ユーザが期待する結果以外の要求も満たすことができるか?」と解釈
Never, Must, Want
これは意識していることだと感じた。
リリース直前は「Never」が生じないことの確認を行う。
システムが大きくなると、依存関係のあるコードが増え、予想外の不具合が生じやすいイメージ。
Chap1 感想
品質に対する解像度が上がった。
狩野モデルの「当たり前品質」、Never, Must, Wantの「Never」はテストする上で必ず必要な観点だろう。日々の業務でも意識する必要がある。
次章が楽しみ。
Chap02. ソフトウェア開発の流れとテスト工程
学び 📝
テスト工程の流れ
単体テスト:モジュール(ソフトウェアの最小単位)毎に行うテスト
統合テスト:複数モジュールの動作テスト。詳細設計で定めたモジュール間の連携をテスト
機能テスト:組み合わせたモジュールを1つの機能として行うテスト
システムテスト:要求定義の内容が実現されているかのテスト
各テストの各定義が曖昧だったので勉強になった。
機能テストをする必要があるのに、統合テストと読んでいたり、勘違いに気づけたのは大きい。
定義は大切にしていきたい。
Chap02 感想
普段業務に取り掛かる中、テスト工程の沿って取り掛かっていることもあり、理解できる内容が多かった。エンジニア業務に携わったことのない方にとって、分かりやすい説明だったかも。