この記事では以下の環境で行ったものです。
・OS：Windows10 Pro
・IDE(統合開発環境)：Cloud9
・Cloud9に入っているPHPバージョン：7.4.30
・レンタルサーバー：Conoha WING
・Conohaに入っているPHPバージョン：8.1.12
・バージョン管理システム：GitHub

ここでは、「Cloud9(ローカル環境)で作成したLaravelプログラムがGitHubと繋がっている」という前提で、そのプログラムをCloneし、Conoha WINGのサーバーを使って、本番環境に公開(デプロイ)する方法をお伝えします。

＜方針＞
Ⅰ. Conoha WINGでサーバーを作成し、Cloud9からサーバーへログイン
Ⅱ. GithubのプログラムをClone
Ⅲ. 本番環境の設定
Ⅳ. 本番データの投入
Ⅴ. 動作確認、本番環境の更新

長編になるため、方針ごとで記事を分けております。

今回は、「Ⅱ. GithubのプログラムをClone」に関する記事です。

前編の「Ⅰ. Conoha WINGでサーバーを作成し、Cloud9からサーバーへログイン」に関する記事は下記URLからご覧ください。
https://qiita.com/kamitch/items/87030f98e5deb49badf9

Ⅱ. GithubのプログラムをClone

・まず、Cloud9のターミナルを使ってConoha WINGのサーバー(本番環境)にログインしましょう。前編の記事で説明しているsshコマンドを使用します。

これでサーバーにログイン完了。ここから、Cloud9のターミナルを使ってサーバー内を遠隔操作していきます。

①Composerのインストール

・次に、composerをインストールします。composerとは、「PHP向けのソフトウエアおよび必要なライブラリの依存関係を管理するパッケージ管理システム」のことです。Conohaの場合、始めからPHPは入っていますが、composerは入っていないためインストールする必要があります。
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php をターミナルに入力しましょう。

・下記コマンドでアップデートを確認しましょう。
./composer.phar self-update
下図のように、You are already using the latest… と出れば、最新バージョンのComposerをインストールできていることを表しています。

②クローン先のフォルダ作成

・サーバーにクローン先のフォルダを作成しましょう。
mkdir 任意のフォルダ名 を入力してください。
作成できているかは、Conohaのファイルマネージャー(サーバーのディレクトリ構成が見れる場所)から確認できます。

・作成したら、cdコマンド でこのフォルダに移動しましょう。

③GitHubのクローンURLを取得

前述②で、クローンしたプログラムを入れるための箱は用意できました。
次はGitHubからプログラムを持ってきて、作った箱に入れましょう。

・GitHubにログインし、クローンしたいプログラムのページまで移動します。

・移動したら下図の手順でクリックし、URLをコピーしましょう。

・Cloud9のターミナルで、git clone コピーしたurl を入力してください。

・最後に、Conohaのファイルマネージャーからクローン先のフォルダ内にプログラムが入っていることを確認しましょう。

あとがき

いかがでしたしょうか。

今回は、「GithubのプログラムをClone」する方法をお伝えさせていただきました。

次回は、クローンした Laravel プロジェクトが動作するように各種設定を行っていきたいと思います。

できるだけ細かく書いたつもりですが、分からないことなどありましたら、ぜひコメントなどお願いいたします。